企業ブランド調査、アップルジャパンが首位
2019年9月26日の日経に、日経リサーチの2019年版「ブランド戦略サーベイ」企業ブランド調査の結果が出ていました。
企業ブランド総合ランキングの結果は、
となっています。
- アップルジャパンは、ビジネスパーソンの評価が首位。評価項目では独自性で首位。消費者でも2位
- ソニーは、総合電機メーカーから脱却が軌道に乗っていることも高評価
- ビジネスパーソンのSDGsのランキングでは、トヨタが首位
- 株式投資者は、三井物産が首位
- 消費者の五輪協賛の認知度は日本コカ・コーラがトップ
などです。
コメント
ランキングを見ていて、
- 首位のアップルにジャパンがついていること
- 外資系の会社は、カッコ書きでブランド名があること
- なぜか10位のTOTOはローマ字(2007年に東陶機器株式会社からTOTO株式会社になっているようです)であることで、
面白いランキングだなと思いました。
また、トップ10に、トヨタなどの自動車会社が出てきていません。日常生活に親しみのあるブランドが上位に来るような調査設計なのだと思います。
日経リサーチのWebサイトによると、この調査は、
- 各業種の代表企業600社(ブランド)を対象
- 2019年6~7月にインターネットで調査
- 回答者はコンシューマー4万7264人、ビジネスパーソン4万6284人
- 1社あたりではコンシューマー約790人、ビジネスパーソン約770人
- 調査したのは評価5項目のほか、企業ブランドの浸透状況、イメージ、魅力点、接点、経験価値など数十項目
- 調査結果は分析レポートとして発売
- 使用目的や分析レベルに応じて2種類の基本レポートと3種類の追加分析オプションを用意
とあります。
ブランド戦略サーベイ2019 総合評価ランキング | 日経リサーチ
日経リサーチのWebサイトに、一つ面白い機能が付いています。
調査した会社の、3年間の評価の推移や、2019年の消費者の5項目、ビジネスパーソンの5項目と業界平均との対比が見れるようになっています。
料金は、基本レポートで40万円とあり、追加オプションは別途費用がかかります。
https://www.nikkei-r.co.jp/files/user/pdf/service/co-brand/co_brand2019_lineup.pdf
想定購入者は、600社の会社にだと思います。
自社で調査を構築するのはコストもかかり、専門性も必要なので、この調査を手始めに利用するとやりやすいだろうなと思います。
そう考えると、40万円程度は安いのだろうと思います。
お金があっても、自分で自動車を作ることが無理なように、この種の調査も、はじめは専門家に頼らないとできないと思います。