そごうのマーク
2019年9月29日の神戸新聞NEXTに、神戸そごうが神戸阪急に替わり、そごうのロゴマークをあしらったエレベータのボタン部分が変わるという記事がありました。
神戸新聞NEXT|神戸|これも消滅? エレベーターにそごうのロゴマーク
- 10月5日から「そごう神戸店」が「神戸阪急」に
- 本館1階のエレベータのボタンの周辺がそごうのロゴマークになっている
- ロゴマークは、十合(そごう)の生家、絹屋の商標を継承した「まるちきり」
- 縦糸を巻くための織機の付属部品「ちきり」を丸く囲んだもの
- 形状に変化はないが、色は赤から青になるなど変遷した
- エレベータは、意図してデザインしたのか不明
- ロゴマークがあるボタン付近のデザインも変わる予定
とあります。
これは、写真を見ないと分からないので、是非、神戸新聞NEXTを見てください。
コメント
神戸から「そごう」が消えるとは思っていませんでした。
心斎橋そごうは、大丸に吸収されてしまい、大丸心斎橋店北館となっているようでし、奈良そごうはイトーヨーカドーになり、また、今は違う施設になっています。
だんだん、横浜そごうが残るのか、心配になってきます。
そごうのロゴマークは、織機の部品「ちきり」を丸く囲んだもので、「まるちきり」というようです。勉強になります。
「十合」で「そごう」も、知っていないとなかなか読めません。
「そごう」という言葉は3文字で短い言葉ですし、「まるちきり」のロゴマークも個性的ですし、ローマ字で書いた「SOGO」との相性もバッチリです。ネーミング、マーク、商標としては、非常に優れたものだと思います。
(そごう神戸店の「まるちきり」と「SOGO」のロゴ。9月5日撮影)
この記事は、エレベータのボタン部分の意匠が、そごうのロゴマークになっているという面白ネタの記事ですが、記事の中にあった、「まるちきり」は形状に変化はないが、色は赤らか青へという説明に興味を持ちました。
次の写真は、横浜そごうのエントランスですが、ロゴは青です
一方、横浜そごうの建物の上にある「まるちきり」のロゴマークは、赤です。
ブランドにとって、カラーは重要です。確かに、ネオンでブルーは目立たないのですが、世の中にはブルーのネオンも沢山あります。
また、ブルーバックで白抜きする(反転させる)こともできます。横浜そごうの建物の赤をみて、赤はないと思っていました。
横浜のイメージカラーは、ブルーです。横浜市のマークも、ベイスターズも、ポルタも、横浜はブルーが基調です。
そのため、横浜そごうだけが、地域のカラーを尊重して、階下の看板にはブルーを使って、建物の上には、コーポレートの基本色?の赤を使っているのだろうか等と、忖度していたのですが、実際はブランドカラーは青だったようです。
赤の方がネオンの視認性が良いから、という程度の理由なのでしょうか?そうだとすれば、あまりに一貫性がないなという気がします。
この程度のことは、多少の視認性よりも一貫性を重視すべきと思いました。
折角の素晴らしいそごうのマークなので、もったいなと思いました。