Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

子供の名前ランキング

 

男の子は「蓮」、女の子は「凛」が人気

2019年11月30日の朝日新聞に、明治安田生命保険が発表した、2019年の子供の名前ランキングが出ています。

(男の子)

1.蓮(れん)

2.陽翔(はると)

3.新(あらた)

4.湊(みなと)

4.蒼(あおい)

4.律(りつ)

(女の子)

1.凛(りん)

2.陽葵(ひまり)

3.結愛(ゆあ)

4.杏(あん)

5.紬(つむぎ)

記事では、

  • 平成元年にトップ10だった名前は、令和元年にはトップ10になく、名づけの傾向が変わっていること
  • 大正になったときは、「正一」「正子」など「正」が使われ、
  • 昭和になったときは、「昭二」「昭」「和夫」や「和子」が人気
  • しかし、平成はその傾向が薄まり
  • 令和の文字は、トップ10にない

とあります。

 

明治安田生命のWebサイトによると、この調査は、個人保険・個人年金保険保有契約のうち、2019年生まれの男の子8,455人、女の子8,407人に調査した結果とあります。

明治安田生命 | 名前ランキング2019 - 調査要領

 

男の子の1位の「蓮」で、62名で、0.73%

女の子の1位の「凛」で、67名で、0.80%程度です。

 

読みのランキングでは、

(男の子)

1.ハルト

2.ソウタ

3.ミナト

4.ユウト

5.リク

(女の子)

1.メイ

2.ヒマリ

3.ハナ

4.リン

5.サクラ

とあります。

明治安田生命 | 名前ランキング2019 - 読み方ベスト50

 

表記に関しては、

  • 男の子は漢字一文字が人気で
  • 女の子は「奈」の漢字が人気で、「菜」を超えているようです

明治安田生命 | 名前ランキング2019 - トピックス - 表記について

漢字一文字は、漢字の持つ意味がより強調されると言われているそうです。

 

コメント

令和や平成の文字は、個人の名前としては、使いにくいのかもしれませんし、元号にあやかって名づけをするということが、今風ではないということかもしれません。

 

日本には、流行があり、時代によってだいぶ違いがありますが、海外の場合もこんなに流行があるものでしょうか。

欧米では聖書や聖人に由来したりしますが、そのような国では、それほど流行というものがないのではないかと思います。

 

最近は、男の子が特にそうだそうですが、漢字一文字が人気ということですが、日本人の名前は漢字2文字を組み合わせたものが多いので、組合せが沢山できる素地があり、ここが流行を生む原因ではないかと思います。

人名用漢字(863字)」と「常用漢字(2136字)」の合計2999字が名前に使用することができる漢字のようです。

人名用漢字一覧表

 

2999(前)×2998(後)×2(前後入れ替わり)=約18万となります。

名前に良く使うベスト100の漢字だけでも、

100(前)×99(後)×2(前後入れ替わり)=約2万

これだけの組合せがあると、微妙なニュアンスが表現できそうです。

 

だた、名前は、身体やDNAなどと同様に、親から与えらえるものですので、その子供としてはどうすることもできないものであり、一生付き合うものですので、単に流行を追うだけではなく、何か考え方があった方が良いなという気がします。

子供の名付け辞典など、一般的な書籍は、名づけの流行や、画数の良し悪しなどが説明されているのだと思いますが、より専門的に研究した方が良さそうな感じがします。

 

名付けや、占い位しか市場は無いのかもしれませんが、重要な気がします。