Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

日経MJ2019年ヒット商品番付

ラグビーWカップとキャッシュレスが横綱

2019年12月4日の日経に、今年の日経MJヒット商品番付が出ていました。

https://r.nikkei.com/article/DGKKZO52889080T01C19A2EA2000

     東/西

とあります。

記事の説明としては、横綱は170万人を突破したワールドカップであり、また、10月の消費税をきっかけに、西の横綱のPayPayをはじめとするスマートフォン決済の広がり、ウーバーイーツも軽減税率が適用され人気とあります。

タピオカは第3次タピオカブームだそうで、タピオカとタピオカ代用物の2018年の輸入量は2018年の4.6倍とあります。また、ドラクエウォークは2ヶ月で1000万ダウンロードとあります。

 

コメント

ワールドカップの盛り上がりから考えて、東の横綱ラグビーW杯というのは良く分かります。来年はオリンピックなんでしょうね。

 

注目したのは、サントリーのレモンサワーです。ハイボール人気があって、ウイスキーの原酒が足りなくなるなどの影響があったように思います。

 

最近は、レモンサワーが売れているようです。

レモンサワーブームが加速! すごいことになってきた | イエノミスタイル 家飲みを楽しむ人の情報サイト

サントリー「こだわり酒場のレモンサワー」バカ売れの戦略:日経クロストレンド

 

スーパーの店頭でも、ショーケースに、レモンサワーが大量に陳列されています。火付け役はサントリー「こだわり酒場のレモンサワー」のようですが、最近は、コカ・コーラの「檸檬堂」が一番良く見るかなという感じです。

 

さて、昔ブームだった、チューハイと、レモンサワーの違いは、サントリーのサイトによると、次のようにあります。

「チューハイ」の語源は、焼酎の「酎(チュー)」と、ハイボールの「ハイ」を組み合わせたものと言われています。しかし「チューハイ」に厳密な区分や法律上の規定があるわけではなく、焼酎やウオツカなど無色で香りのないスピリッツをベースに、果汁などを加えて炭酸で割った飲み物のことを指しています。
「サワー」の語源は、英語のサワー[sour]:酸味のある、酸っぱいです。スピリッツをベースに、柑橘類などの酸味のある果汁と、砂糖など甘みのある成分を加えて作るカクテルの一種に、ソーダを加えた飲み物を日本では「サワー」と呼んでいます。居酒屋などでも、「チューハイ」と呼ぶお店と「サワー」と呼ぶお店があるように、「チューハイ」と「サワー」はほぼ同じ意味で使われています。

「チューハイ」と「サワー」の違いはなんですか? サントリーお客様センター

 

最近のレモンサワーという商品は、チューハイのレモン風味と比べると、レモンを全面にだしているように思いますが、定義上は違いは特にないということです。

 

チューハイを名称を変えてリブランディングしたとも言えますし、チューハイのカテゴリーを分けてサブカテゴリーを作ったとも言えます。ブランド戦略としても秀逸な方法だなと思いました。

 

その他は、渋谷スクランブルスクエアがそんなに人気なのかと思ったのと、これは、東京ローカルの話題で東京以外の地域には関係ないなという感じがしました。(関西で渋谷スクランブルスクエアが話題になるほど人気とは思えないので)

ヒット商品番付は全国共通とすると、本当にそうかなと思います。

 

鬼滅の刃は、アニメは見たことがあったのですが、そんなに人気なのほ知りませんでした。