ONE TEAM
2019年12月3日の日経に、「現代用語の基礎知識」の選んだ今年の流行語大賞についての記事がありました。
流行語大賞「ONE TEAM」 「令和」トップ10入り :日本経済新聞
- OEN TEAM(年間大賞)
- 計画運休
- スマイリングシンデレラ/しぶこ
- タピる
- #KuToo
- 〇〇ペイ
- 免許返納
- 闇営業
- 令和
その他、番外で選考委員特別賞としてイチローの引退会見時の「後悔などあろうはずがありません」が選ばれています。
コメント
新語・流行語大賞は、その年に発生した多種多様な「ことば」の中から、広く大衆に親しまれた新語・流行語を選んでいるとあります。時代を切り取っているのだと思います。
30のノミネートの段階では、知らないものもありますが、トップ10となるとさすがに聞いたことがあるものばかりです。
現代用語の基礎知識のサイトに、各ワードについての説明があります。
選ばれた言葉に関連する人を招いて、一言、スピーチをしてもらっているようです。ONE TEAMについては、日本ラグビーフットボール協会の会長がスピーチをしたようです。
日本代表を率いるジェイミー・ジョセフヘッドコーチが掲げたテーマが「ONE TEAM」である。ジョセフはチームに必要な選手たちを国籍問わず招集し、31人の代表選手を選んだ。どんな強豪チームでも選手たちの思い、心が一つにならなければチームとして機能しない。
近い将来、移民を受け入れざるを得ない日本の在り方へのメッセージともなったとあります。
確かに、職場に外国人がいる会社も増えていますし、日本人でも新卒からいる人もいれば、途中入社で入る人もいて、更に違う事業場からの転勤組もいて、ONE TEAMというのは、どこでも考えないといけない課題だと思います。
年間大賞に選ばれて、然るべき言葉です。
香港の民主化要求デモや、グレタさんのClimete strike(気候スト)など、世界では、政治や環境を良く使用という運動がニュースになっていたと思います。
それに比べると、ここに出てきている話題は、それほど激しいものではなく、日常的な話題なような気はします。
ただ、地球はつながっているので、グローバルな話と日本の話は無縁でありません。計画運休の背景には地球温暖化による異常気象があります。
地球温暖化や環境問題に関連するワードが、日本においても、重要なように思います。
伊勢湾台風やジェーン台風のように、台風に名前がつけられていないので、自然災害についてのワードの候補が、計画運休しかなかったのでしょうか。
台風のネーミングは、今はルールに従って、ローテションしているようです。
台風には従来、米国が英語名(人名)を付けていましたが、北西太平洋または南シナ海で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会(日本含む14カ国等が加盟)は、平成12年(2000年)から、北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には同領域内で用いられている固有の名前(加盟国などが提案した名前)を付けることになりました。
日本語は、コイヌ、ヤギ、ウサギ、クジラなどとあります。これは知りませんでした。