Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

ローマ字で名前を書く順番

これからどうなるか

2020年1月7日の朝日新聞で、ローマ字で名前を書く順番についてのQ&A形式のまとめ記事がありました。

 

  • 政府は1月から公文書に日本人の名前をローマ字で書くときは、名字が先で、名前が後に
  • 中国、韓国、ベトナムハンガリーも名字が先
  • 言語や文化の多様性を人類全体が意識し、生かしていく
  • 自治体や報道機関にも配慮を求めている
  • 既に、パスポート、中学の英語教科書、サッカー、ラグビー、五輪のスコボードは、名字→名前の順番
  • 名前→名字が多いのは、国際企業の名刺、テレビや新聞の報道、クレジットカード

とあります。

コメント

この話、一度、文部科学大臣が主張して、官房長官がストップをかけ、再度動きだした話です。

人類の言語や文化の多様性と言われると、そうだなと思います。上手い理由付けだと思いました。

 

海外へのレターにサインをしているのと、signatureを、名前→名字から、名字→名前にいつ変更しようかと思っています。

タイミングをいつにするかが問題です。

 

お客さんの国際企業の名刺が変更するタイミングが、一つのタイミングではないかと思います。

クレジットカードは、システムにも関係するので、ちょっと時間がかかりそうです。

 

では、国際企業がいつ、名刺の変更をするかというと、マスコミ次第だと思います。

海外のマスコミは、国内のマスコミ(例えばJapan TimesやNHK)が、どのように使っているかに影響を受けそうです。

 

この点、文字は検索に影響するかというものもありますので、少しあとになるのかもしれませんが、映像や音声は先に変更することが可能です。

 

そう考えると、先鞭をつけるのは、NHKです。

官房長官が一旦ストップをかけていたときに、NHKに変更を根回ししていたとすると、凄いなと思いますが、どうでしょうか。

 

マスコミは変わり始めると早いと思います。NHKが変えたなら、日本のマスコミが変わるのは1年程度ではないでしょうか。企業はその1年後ぐらいとして、2年後。一番遅い、クレジットカードまで変更するのに5年程度と想定しましたが、さてどうなるでしょうか。

 

当面、氏名の順番を気にして、マスコミの英語報道を見てみようと思います。 

 

NHKの英語報道の文字を見ましたが、総理大臣はShinzo Abeで、まだ変わっていませんでした。