4年の独習で
2020年3月23日の朝日新聞(夕刊)に、留学経験のないタクシー運転手が、30歳で英語の勉強を始め、4年でペラペラになったという紹介記事を読みました。
29歳でタクシー会社に就職し、会社の研修で英語の必要性に気づき、勉強を始めたとあります。
やったことは、
- 英文法
- 例文の暗記
最も効果があったのは、
- 雑誌のインタビュー記事、映画・ドラマのセリフの音読
- 気になる表現のノートへ書き留め
- 録音した自分の声を何回も再生
一番難しいのは、
- リスニング(単語を知らないのか、単語と単語の音がつながっているのか、のどちらか)
- リスニングは、表現を覚えて、スピーキングができると、リスニングに対応できる
飛躍的に英会話力が伸びたのは、
- 日本語を教えて、逆に英語を教えてもらう無料サイト
- 復習し、楽しんでいると、いつの間にか気づけば英語が上達していた
2018年10月の「英語おもてなしコンテスト」で優勝。書籍を出版。
コントストの様子は下記です。
https://www.youtube.com/watch?v=13vUs7TNnto
コメント
まだ、書籍は読んでいないのですが、YouTubeを見ました。
英語が上手な方が数名おられるのですが、この方が、飛びぬけて上手いことは分かります。仕事をしながら、4年でここまでできるのかと思いました。
昨日の外交官の方と同じことを言っています。スピーキングができるようになるとリスニングができるようになるという点です。
外交官の方は、スピーキングのできない人には、そもそもチャンスがないということを云っていました。
この記事では、タクシー運転手が云うようにリスニングができないのは、単語を知らないか、単語と単語のつながりが分からないかです。
スピーキング力の向上には、表現を覚えることが大事で、表現を使えるレベルにまで覚えると、同時にリスニング力も向上するという趣旨と理解しました。
お二人とも云っていますが、インプットばかりではなく、アウトプットを重視するというのは重要そうです。
東京や京都などに限定されるのかもしれませんが、タクシー運転手という職業は、アウトプットの機会もあって、実は使える英語をものにするには良い職業なのかもしれないなと思いました。