国家公務員試験や司法試験の延期
2020年4月9日の朝日新聞に、新型コロナウイルス関係で、延期や休止・中止になったものがまとめて記事になっていました。一つひとつでも十分にニュースバリューがあるのですが、並べて記載してあるのが、特徴です。
- 少年ジャンプの発売延期:20日に発売予定の21号が延期され、21・22号合併号として27日に発売される。理由は、編集部の社員の感染の疑い
- セブンイレブンとローソン:レジの前にビニールシートを設置。飛沫感染の防止。セブンは全国で。ローソンは宣言対象の7都道府県
- 新幹線の社内販売休止:JR東日本とJR西日本。5月31日まで休止。JT東海は在来線特急での社内販売を取りやめ
- 青森ねぶた祭:今年は中止
- 国家公務員試験は5月に延期:4月26日実施予定の1次試験を、5月24日に延期。更に延期の可能性もある。2次試験以降の日程も後ろ倒しに
- 司法試験・予備試験:5月実施予定を延期。日程は決まり次第ホームページで告知。司法試験の受験者は4226人。予備試験の受験者は1万5318人
- 最高裁の裁判期日の取消:5月6日までに予定されていた裁判期日を取消
コメント
人それぞれ、注目するニュースは違うと思いますが、職場でも弁理士試験はどうなるのか、話になっていました。
令和2年度弁理士試験につきましては、令和2年4月7日に発表された新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言を踏まえ、実施時期を延期することといたします。
現時点では、9月以降の実施を予定しております。具体的な日程については、改めて、特許庁ホームページに掲載いたしますのでご確認ください。
(令和2年4月10日20時現在)
ということのようです。短答式筆記試験が5月から9月以降になるということす。
予定の調整が大変でしょうが、特許庁からの発表に注意を払いつつ、頑張っていただくしかないというところです。
法務省のサイトを確認しましたが、現時点、司法試験の延期後の日程は、明確ではありませんでした。9月以降と明記してある弁理士試験の方が目標は立てやすいかもしれません。
司法試験の出願者数ですが、令和元年(平成31年)が4930人、平成30年が5811人とありました。令和2年が4226人ですので、着実に減っています。
ここしばらく、就職状況が良かったですし、司法試験の合格率が低いという話もあってこのようになっているのだと思います。ちょっと、増減が激しいなという気がします。最終合格者数は、令和元年(平成31年)が1502人、平成30年が1525人で、だいたい1500人にしているようですので、少しは受験者にとっては有利になっているのでしょうか。
また、国家公務員試験が延期するということは、地方公務員試験もそれにならうことも多いのではないでしょうか。ただし、地方公務員は別の試験ですので、よく注意しておかないといけないですね。