総人口は1億2616万人(外国人は243万人)
2020年4月15日の日経に総務省が発表した日本の総人口と外国人の人口についての記事がありました。
人口減少率、最大の0.22% 総務省推計 昨年、1億2616万人 :日本経済新聞
外国人243万人、最多に 人手不足補う 昨年10月時点、20万人増 コロナ禍、生活支援課題 :日本経済新聞
- 外国人を含む総人口は、1億2616万人(27万6千人減)。人口減少は9年連続で、人工減少率は0.22%で1950年以来最大
- 生産年齢(15~64歳)は、7507万2千人で、59.5%
- 65歳以上の総人口に占める割合は28.4%
- 75歳以上の総人口の割合は15%に迫る
- 出生児数は89万6千人
- 死亡者数は138万1千人
- 出生児数と死亡者数の差は48万5千人。総人口の自然減は13年連続
- 外国人の入国者と出国者の差は20万9千人のプラス。外国人の増加は9年連続
- 外国人人口は243万6千人で最多
- 日本人の自然減は49万人
- 人口増加の都県は東京、沖縄、埼玉、神奈川、愛知、滋賀、千葉のみ。40道府県で人口減少
- 75歳以上の後期高齢者が大都市圏で急増
コメント
数字が色々出ています。この記事は、総人口が28万人減っている、自然減が49万人、外国人の数が21万人増えている、東京ほか7都県以外は人口減。といったところがニュースになっているようです。
統計の中では、人口統計は予測がしやすいものと聞いたことがありますが、今回の新型コロナウイルスの問題などは想定外の問題なのだと思います。これで外国との人の交流が寸断されていますので、しばらくは、大きな影響が出ていきそうです。
子供のころ、日本の人口は1億2千万人とならったのですが、日本国籍も持つ人の数ではなく、外国人も含めた日本に居住している人口の統計だったんだろうと思っています。
(ここはちゃんと調べないといけないですね)
現在で、総人口に占める外国人の比率は1.93%ということになります。
日本の出生数が減り、超高齢化社会になり、生産年齢人口(※この概念自体に問題があるという話も聞いたことがあります)が減り、将来的には、外国人を増やさないことには福祉や産業が維持できなくなるということなんだろうと思います。
しかし、表を見ると良く分かりますが、全体の自然減(出生数-死亡数)と外国人増(入国者-出国者)を見ていると、自然減の方が多いので、今以上のペースで外国人を増やさないと国力はじり貧になります。
日経の2つ目の記事にありましたが、すでに外国人の技能実習生がなくては回らない企業も多いですし、介護や農業でも死活問題になっているようです。
前回のリーマンショックのときも、外国人の流入の回復に4~5年要しているので、今回も2020年に20万人が一挙に落ちて、20万人に回復するのは数年かかりそうです。
外国人増がないので、これから数年の総人口は、減ることが予想されます。