電子署名、電子契約サービス、電子印鑑サービス
2020年4月24日の朝日新聞に、新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークが広がっているが、出社が必要な代表例として、書類への押印があり、押印の必要のない電子契約に移行する例が目立ってきたという記事があります。
- メルカリは、押印をやめて署名か電子署名に。電子署名サービスか、PDF化した契約書にサインする方式か
- シャチハタは、3月に電子印鑑サービスを無償公開。パソコン作成した文章に電子印鑑を押印し、PDF化してネット上で閲覧
- 電子契約サービスの「クラウドサイン」導入企業は、3月に前年比1.7倍に。電子契約では、クラウドに契約書を転送し、相手方の同意があれば、電子署名と時刻が付与
- 2001年施行の電子署名法では、一定の条件を満たす電子署名があれば、本人の同意があったと推定されると明記
コメント
この記事を見ていて、電子契約(サービス)、電子署名、電子印鑑(サービス)という3つの言葉が出ています。
「電子署名」という言葉で、検索すると一番トップで出てきたのが、㈱ワンビシアーカイブスのサイトです。ワンビシは貸倉庫の会社として知っていましたが、電子契約にシフトしているんですね。
電子署名とは?わかりやすく解説します。 | 株式会社ワンビシアーカイブズ
それによると、
民事訴訟法第228条に、「紙に記載され、押印もしくは、署名された文書等(契約書等の文書、議事録等)は、真正に成立すると推定される」という条文があります。
しかし、それではデジタル化、ネットワーク化した社会では不便ということで、電子署名法ができ、「電子署名の法的効力を定め、電子データ上の署名が紙への押印やサインと同じように通用するための基盤を整え」るとあります。
詳しくは、ワンビシのサイトを見てもらうとして、「電子証明書」の発行と「タイムスタンプ」の2つが重要なようです。
電子契約を提供するのは、沢山あるようです。GMOなども提供しているとあります。
これで、電子契約、電子署名は、一応概念だけでも、分かったとして、次はシャチハタの電子印鑑です。
こちらを見ていると、どうも2つのサービスがあるようです。
一つは、社内の決裁をクラウド上でやるもので、こちらがメインのサービスのようです。
もう一つは、同社の提供する、電子契約サービスのようです。
「電子契約」で検索すると、電子契約のサービスは、多くの業者が提供しているようです。GMO電子契約Agree、クラウドサイン、ドキュサインなど沢山あります。
総務や法務の担当者としても、これであけ沢山あると、どれを採用したら良いか迷いそうです。
グローバルに使うのか日本だけで良いのか、ランニングコストはどうなのか、などが課題になりそうです。
通常時に、検討しておけば良かったと思います。