ほとんど同じような内容
数日前に新聞に入っていたマルエツのチラシを見ています。
内容としては、
1.(表紙面に)店内混雑緩和への取り組み
・チラシ特売の中止
・クーポン、ポイント等の中止
・過密状態になったら入場制限があることの告知
2.店舗営業
・営業時間の変更
・イートインコーナーの閉鎖
・レジの間隔をあける、透明の間仕切り設置
・試食の中止
・アルコール消毒液の設置
3.安全対策
・従業員の体調管理
・従業員のマスク着用
・従業員の手洗い・アルコール消毒の徹底
・レジ従業員の手袋着用
・総菜・ベーカリーでのバラ販売の中止
4.(裏面に)お客様へのお願い
・一人、少人数での来店要請
・空いている時間帯
・客同士距離をとることの要請
・(お客様への)アルコール消毒、マスク着用の要請
・レジで間隔をあけてならぶ要請
コメント
上記は、マルエツのチラシの内容なのですが、最近、他のスーパーのチラシでも同じようなものを見ます。少なくとも3つぐらいは見ました。
どのスーパーも判で押したように同じ内容を言っているのが特徴です。スーパーの業界団体で雛形が出ているのかと思われるほどです。
商店街が近くになく、駅前の商業施設も閉まっているので、買い物ができるのも、スーパーとコンビニ程度となっています。そのためか、スーパーに人が多くて3蜜になっている時があります。
テレビのニュースなどで、ソーシャルディスタンス(スペースを空けて並ぶ)の重要性は良く云われていますし、お店に行けば、看板等でルールの告知もできるので、あえて費用を出してチラシを配布してまでお客さんに、このチラシでお知らせすべき内容は何かと考えました。
●このチラシは、なぜ従来のサービスがないのかという苦情をいう客への説明というものが、一つ考えられます。
営業時間の変更、来店の人数を減らすこと、混んでいる時間帯の告知、チラシ特売などのサービス低下の告知、このあたりでしょうか。
営業時間の変更ですが、大手のマルエツのチラシなので、店舗ごとに違うのだと思いますが、チラシには具体的な時間の記載がありません(電話番号でもあるかと思いきや、ありません。Webサイトで検索するか、行ってみて確認するかのようです)。
●スーパーの場合は、生活のライフラインとして必要性が高いので、あまり云われていませんが、現在、「自粛警察」と呼ばれる、営業中の店舗への嫌がらせもあると聞きます。
店内混雑緩和、安全対策、店舗営業などは、これを実施していますと、店が公にしているチラシで言っておくことで、対策が十分でないというクレームを防止する意味もあるように思います。もちろん、広告の従業員への教育効果(シャワー効果)もあります。
●さて、マルエツのチラシをよくみると、一番スペースをとって説明しているのは、お客さんに「入店時のアルコール消毒」と「マスク着用」をお願いすることのようです。
良く云われますが、マスクは感染防止よりも、他人に感染させることを防止するために有用といいます。また、新型コロナウイルスは物に付着して、物から人にも伝染するそうなので、感染者が物に移さないために、「買い物前」の手指の消毒には意味があるように思います。
スーパーで観察していると、マスクをしているお客さんは多いのですが、消毒液で消毒している人はそれほど多くはありません。スーパーではどうしても、商品を手にとって、確認したりしますので、この徹底は重要なように思います。