Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

INTA Annual Meeting

All Virtualで開催

2020年5月20日のINTAからのメールで、2020年のAnnual Meetingが、バーチャルなものになるという発表がありました。

https://www.inta.org/2020Annual/Pages/Home.aspx

 

元々は4月末にシンガポール開催だったのが、新型コロナウイルスの影響で、11月にテキサス州のヒューストンに変更されていたものですが、この発表では、それをオールバーチャルとするとしています。

 

理由は参加者などの健康と安全のためですが、年次総会をキャンセルするという選択肢はなかったとしています。

登録は7月上旬から開始で、登録費用は割引し、ネットワーキングもできるようにするとしています。チャットなど活用するとあります。

異例の時期なので、異例の体験を、と呼び掛けています。

 

コメント

11月のテキサスでも、リアルなミーティングは無理だったようです。仕方ないというところでしょうか。

しかし、バーチャルでリアルと同じような効果があると実証されたとすると、来年からはバーチャルの活用がもっと進むのかなあと思いました。

 

新型コロナウイルスのワクチンが出来て、薬や治療法が確立しても、通常の企業の会議もZOOMなどの会議が多くなるでしょうし、出張しての会議というものが減りそうです。

 

リアルとバーチャルの棲み分けというか、どのような時に、リアルな会議となり、どのような時にはバーチャルな会議をするかというのが、だんだん決まってくると思います。

バーチャルでできるものはバーチャルで、どうしてもバーチャルでは無理なものはリアルでとなるのだと思います。

 

遠くの家族や親戚に会うのはリアルでないと意味がありません(家族が海外にいるような時は、バーチャルとの併用なんでしょうね)。

観光などは、画面で見るのと実際に体系するのでは大きく違うので、将来的にもリアルだろうと思いますが、ビジネスではバーチャルが進みそうです。

オリンピックなどのスポーツは、そもそも集まらないことには競技にもなりませんのでリアルだと思いますし、それを見るのも、テレビではなくリアルの方が臨場感や迫力、雰囲気などを感じられるので、リアルに意味があると思います。

音楽イベントなどもリアルです。美味しい食事もリアルでないと意味がありません。

 

今年のINTAはバーチャルになるとして、まず、それが成功するかどうかです。次に、来年からのINTAはリアルだけになるのか、バーチャルを併用するのか、そのあたりが論点でしょうか。

 

海外の代理人と会うことができるのがINTAの良い点と云われていましたが、これだけZOOMなどを使う人が増えると、外国代理人からの事務所訪問も少なくなって、バーチャル訪問になるかもしれないなと思いました。

バーチャルでは、資料や説明を、画像を使うなどして、従来以上に上手くやらないと、相手に伝わらないようにも思います。

 

どうなって行くのかなと思います。