Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

教員の英語力

英検準1級以上、高校で7割

2020年7月16日の日経夕刊に、英語教員の英語力が上向きであるという話が出ていました。

教員の英語力上向き 英検準1級以上、高校7割 :日本経済新聞

  • 文部科学省の2019年度英語教育実施状況調査
  • 一定の目安の英検準1級程度は、中学で38.1%、高校で72.0%が取得
  • 前年度に比べて、中学で1.9ポイント、高校で3.8ポイント増
  • 高校では、英語での授業を行っている教員は52.4%
  • 授業内容が高度になるに従い、英語を使う割合が小さくなる傾向

とあります。

 

コメント

英検準1級程度と言われても、ピンとこないのですが、文科省の英語教育実施状況調査を見てみした。

令和元年度「英語教育実施状況調査」の結果について:文部科学省

 

「概要」という資料があり、その16ページに「CEFR B2」以上というものがあります。

 

CEFRですが、Wikipediaによると、欧州言語共通参照枠というものだそうです。

ヨーロッパ言語共通参照枠 - Wikipedia

そのB2は、英検では準1級以上とあります。

 

TOEICでいうと、

L:400

R:385

S:160

W:150 

で到達したとなるようです。

L&Rだけでは測定できず、S&Wの結果が必要なようです。

L&Rなら、785点ですが、

S&Wが、310点はS&Wの訓練をしないといけないように思います。

 

Wikipediaには、TOEICのでの基準点と、計算方法も紹介されています。

B1:1150-1555

B2:1560-1840

C1:1845-1990

と、一定の幅があるようです。

ちなみに、先程の得点で、B2の最低点です。

 

計算方法は、S&Wの得点を2.5倍するとあります。

L&Rが990点満点

S&Wが400点満点ですが、2.5倍して、1000点満点

1990点が最高得点として、上記の基準で当てはめるようです。

 

私の英語力は、L&Rだけで見ると、B2(785点)はクリアーで、C1(945点)を目指すところですが、

S&Wでは、一つ下のB1レベルです(S&Wは、昨年1度だけ、Institutional programを受けたことがあります)。

 

昨年、大学の受験にTOEICを認めるかどうかが議論になっていましたが、英検やTOEFLはL&RもS&Wも、一つのテストになっているのですが、TOEICは別のテストになっている点が課題になっていたかと思います。

 

英語の学校でも、これからは、L&Rだけではなく、S&Wが重要だと良く云われるのですが、中学・高校の英語の教員の評価尺度を見ていて、本当にそうだなと思いました。