日本が3分の1
2020年9月23日の日経に電池の特許出願について、日本の電池の特許出願は3分の1という記事がありました。
日本発の電池特許出願、世界の3分の1に 2018年 :日本経済新聞
- EPO(欧州特許庁)とIEA(国際エネルギー機関)のまとめ
- 2018年の電池の出願は世界で7000件以上
- 3分の1の2339件が日本からの出願
- 2位は韓国の1230件
- 2000年から2018年までの出願件数は、
- 2005年から2018年まで年平均14%増
- EVの性能向上、再生エネルギーの蓄電用
- 日本では、技術力がEV市場の規模拡大につながっていない
コメント
停滞しているのかなと思っていた、特許の世界でも、伸びている分野もあるんだなと思いました。
年平均14%も伸びていると、出願依頼が次から次にきて、いくら人手があっても足りないという状態ではないかと思いました。
ランキングを見ていると、自動車メーカーのトヨタと日産が入っています。パナソニックが頑張っているなというところでしょうか。
日本の電機の有名企業が多数ランキングに入っています。これはうれしい感じです。
記事にEV市場が日本で伸びていないという指摘があります。この記事の電子版に記載があるのですが、中国では2019年に世界市場の5割にあたる110万台のEVが販売された一方、日本は2%と伸び悩んでいるとあります。
世界の220万台のEVのうち、日本は4.4万台という数字になります。
日本では、まだハイブリッド車が人気でEV車が人気がないのか、EV車の充電装置の普及が少ないのか、EV車への補助金が少ないためか、中国のEV用の電池は安いのか、良くわかりません。
自動車保険の会社のWebサイトにあった少し前の記事ですが、良くまとまっているようです。
電気自動車(EV)が普及しない課題・デメリット|チューリッヒ
- ハイブリッドとEVではCO2の排出量はEVが少ない
- EV普及の課題は、短い航続距離、高い車両価格、不足気味の充電インフラ
- 現状でも休日になると発生している急速充電器の充電待ち
- リーフのバッテリーを空の状態から満充電するには、一般家庭が使う電力の2~3日分が必要
- EV車が、数百万台に達すると、夏場や冬場の電力ピーク時の電力供給量が追いつかなくなる可能性
とあります。
ガソリン車に比べると、EV車は高いですが、プリウスと日産リーフの価格比較では、それほど変わらないようです。
ガソリンエンジンで発電し、充電する日産のノートe-powerなら、プリウスよりも安いようです(定義としてはEVではないかもしれませんが、機構的にはEV車のようです)。
日曜日にヨドバシカメラに行ったのですが、防災グッズとしてでしょうか、熟年男性が緊急時用の充電装置を購入していました。
アウトドアでも使えますが、大きな地震があったとき、役立つかもしれません。