消費者庁が注意喚起
2020年10月22日の日経に、ダイソンの偽サイトに関して、消費者庁が消費者安全法に基づいて偽サイトを公表したという記事がありました。
大手家電の偽サイト公表 消費者庁、注意呼びかけ (写真=共同) :日本経済新聞
- 商品が届かない、あるいは、家電を注文したらマフラーが届いた。商品は中国から届いた
- 2019年1月~2020年9月に826件の被害。被害者は30代~40代の女性が中心
- リスティング広告(検索したときに関連した広告が表示される)で誘導
- 画像や会社概要は、公式サイトが忠実に模倣
- 振込先は不正利用された口座
などです。
コメント
消費者庁が注意喚起のNews Releaseを出しています。
https://www.caa.go.jp/notice/assets/consumer_policy_cms103_201021_1.pdf
悪意のサイトの一覧があったので、クリックしてみましたが、マイクロソフトのedgeも、グーグルのChromeも、ブロックしているようです。
消費者庁から注意喚起が出たようなURLには、このような対応が取られるのかもしれません。
News Releaseの中で、注目したのは、
- 今回は、ダイソン、家具販売のLOWYAと、特価用品専門店サイト
- ダイソンとLOWYAの偽サイトは、2つのサイトの問い合わせ用のアドレスが同じであり、同一事業者の運営か
- 双方とも不自然な日本語表記はほとんどない
- 販売価格が、公式サイトの販売価格に比べて格安
- 消費者は会員登録する。商品が届かないなど。問い合わせメールも返信なし
- ダイソンとLOWYAでは、注文していないマフラーなどが届く
- クレジットカード決済は、カード番号や個人情報が盗まれる危険
- 公式と偽サイトの見分け方は、URLを確認することが確実
とあります。
ダイソンの掃除機の場合、公式サイトで53,900円の商品が、偽サイトでは7,750円とあります。この価格は、型落ち品でもあり得ないだろうなという金額です。
しかし、なぜマフラーを送ってくるのかはよく分かりません。
次のサイトに解説があります。
なぜ、わざわざ商品を送るのか?実は新手だった偽ダイソン詐欺サイトの手口!謎の種送り付けとの共通点も。(多田文明) - 個人 - Yahoo!ニュース
要するに、最近はフィッシング詐欺で得たクレジットカード情報でも、最近は実際にそれを利用することも難しく、7,000円程度と安くても、マフラーの販売業者につなげることで、チリも積もれば山になるという手法とあります。最近、中国から不審な種が送られる事件がありましたが、その延長という説明です。
う~ん、そういうことなのかなぁ~という感じの説明です。