7年で世界4200店
2020年10月21日の日経に、中国の雑貨店の名創優品(メイソウ)が、ニューヨーク証券取引所に上場し、世界80超の国・地域で、4200店以上を展開し、1万店を目指すという記事がありました。
中国版100円雑貨、本家超え メイソウ 7年で世界4200店、企画力・割安さで急成長 :日本経済新聞
- 「ダイソー」「無印良品」の模倣という指摘もあるが、成長スピードは本家を上回る。創業は2013年
- 極めて高いコストパフォーマンスと、頻繁な新製品
- 上場初値の時価総額は64億ドル。調達した6億ドルはシステム開発に充てる
- 英語では、MISINO。カタカナでは「メイソウ」
- 看板はユニクロ風
- 商品は、ダイソーや無印良品に似ている
- 7日毎に、1万件のアイデアから100件件の新製品を生み出す。サプライヤーは600超
- 中国で2533店舗。海外で1689店舗。フランチャイズ方式
とあります。
コメント
中国や香港での上場ではなく、ニューヨークに上場というニュースです。はじめから世界を対象にしているということでしょうか。
「名創優品」という社名で、「メイソウ」というカタカナは、「名創」の日本語読みと分かりますが、「MINISO」はどこから来たのかなと思います。
中国語は「Mingchuang Youpin」となるようですので、「MIN」までは頭から3文字目までですが、その後の「ISO」がどこから来たのかと思います。「ダイソー/DAISO」の後ろの「ISO」からでしょうか。
まあ、社名とブランド名が違うとか、中国語(漢字)と英語が違うことはよくあることなので、あまり気にしないということかもしれません。
関連で思い出したのは、香港の「優の良品」です。こちらは無印良品を相当に意識しています。こちらは香港に100店と海外を含めて150店とあります。爆発的には成長していないようです。
MINISOブランドの歴史などは、Wikipediaにありました。当初は日本を意識していたようですが、現在はノルウェーのデザイナーを入れたりして、日本のダイソーや無印良品とは違う方向を目指しているようです。
同社のWebサイトを見ていると、店舗は無印良品、ユニクロ、ダイソーのようですが、商品はちょっと日本人離れしていているものがあり、フライングタイガーに近いかもしれません。
新聞には、ラッキンコーヒーの破綻が書かれていて、情報公開などの足場固めが重要とありますが、どんどん変わる、変わり身の早さがこの会社の特徴のようです。