雪印の「6P チーズ」は「ロッピーチーズ」だった
別の話を書こうかと思っていたのですが、ブラウザーを開けると、雪印の「6P」チーズは実は「ロッピー」と読むという記事が目につきました。まいどなニュースの2020年12月16日の記事です。
いままで、何も考えずに、「6Pチーズ」を「ロクピー」チーズと思っていた(信じて疑うこともなかった)ので、ショックです。
「ロッピー」というと、想起するのはローソンの情報端末です。
本当か?という感じであり、これは個人的には大発見です。
記事によると、「6P」の「P」は、「ピース」の「P」ではなく、「ポーション」の「P」であり、製品パッケージの側面にはさりげなく「ロッピー」と記載されているということです。
「6Pチーズ」の商品紹介|「6Pチーズ(ロッピーチーズ)」シリーズの商品紹介|6Pチーズ|雪印メグミルクのプロセスチーズ (snow6p.jp)
ツイッターの公式サイトでの発信があり、話題になったようです。
雪印メグミルクのサイトで、商品の歴史が紹介されており、それを見ると、6Pチーズの元は、缶入り6ポーションチーズとあるので、同社としては、「P」は、そもそもポーションの意味だったようです。
「6Pチーズ」の歴史|ロングセラーの理由|6Pチーズ|雪印メグミルクのプロセスチーズ (snow6p.jp)
ちなみに、英語の辞書で、「P」のもとになりそうな言葉の意味を調べてい見ると、
- Part:部分の一般的な単語
- Portion:切り離された一部、分け前、1人前
- Piece:一つ、部分(一個の独立したもの)
とあります。
一つが、1人前分というのは、分かるような気がします。
さて、まいどなニュースの記事には、雪印メグミルクの人のコメントだと思いますが、「ロクピー」でも「ロッピー」でも構わないのでというコメントがあったのですが、少し考えました。
確かに、6ピースでも、6ポーションでも、表記は「6P」になりますが、6ピースなら「ロクピー」でも「ロッピー」でも、あり得ますが、6ポーションなら「ロクポー」か「ロッポー」です。
しかし、「P」を「ポー」と読むのは無理があります。
また、「ロクピー」よりは「ロッピー」の方が愛称としては可愛い感じがします。
たまたま、家にあったクラフト(森永です)のチーズにも「6P」の表示があります。「6P」は、どうも記述的表示であり、使用は自由なようです。
歯切れの悪さは、この辺りに原因がありそうです。
しかし。やはり商標は、読み方も含めて消費者に正確に理解してもらうべきではないかと思います。
古くから続けて「ロッピー」と言っているんですから、他人に遠慮は不要です。
この機会に皆さんに知ってもらった方が良いのではないかと思いました。こんなチャンスは二度とありません。テレビの情報番組などに、取り上げてもらって、知ってもらうチャンスです。
やはり、違う名前で覚えられるよりも、本当の名前で覚えてもらった方が、関係者も喜びますし、商品自体にとってもその方が良いのではないかと思いました。
雪印メグミルクの広報宣伝担当者の一つの役割ではないでしょうか。