小泉グループ会長の話
2020年12月9日の朝日新聞に、レナウンからダーバン、スタジオバイダーバン、アクアスキュータムなどのブランドを買収した小泉グループ会長のインタビュー記事がありました。
それによると、
- 総合スーパーに展開するスタジオバイダーバンは中断
- ダーバンはフォーマルからカジュアルに変えていく
- ジャケット、シャツに加えて、ベルト、バッグといった雑貨にも注力
- 店舗はレナウン時代の半分
- ネット販売の強化(目標10%)
- アパレル業界は、品質が良くて安い普段着と、ファンがいるブランドが残り、中間は衰退すると、会長談
とあります。
コメント
小泉株式会社、小泉アパレルのWebサイトは次です。
小泉アパレル株式会社 | invitation to koizumi (koizumi-gr.jp)
ざっとサイトを見たのですが、シンプルライフはすでに小泉アパレルの事業の一つになっているようですが、ダーバンがどこに位置付けられているのかよく分かりませんでした。
コロナ禍が続き、スーツを着る機会も大幅に減少しているので、ダーバンの位置づけは難しいのかもしれません。
昨日見たテレビでも、クリーニング店の売り上げが4割減ったというものがありました。
小泉グループ会長の、品質が良くて安い普段着(ユニクロのようなものでしょうか)と、ファンがいるブランド(これまでのダーバン)というのは分かったのですが、果たしてスーツではないダーバンとは、何になるのでしょうか。
カジュアルならシンプルライフがありますし、ダーバンはスーツという理解でした。
社会人になるときに、はじめて買ったスーツがダーバンなので、ダーバンにはスーツで頑張って欲しいような気がします。
ダーバンは、重厚感ある高級店のスーツでもなく、若い人用のスーツでもなく、百貨店で購入できるちょっと良いスーツというイメージでした。
スーツも、どんどん変わることは理解できます。欧米の人がスーツやジャケットを着ているとカッコいいのに、日本人がスーツを着ていると制服のように見えることがあり、この違いは体形の違いもありますが、選択するスーツやジャケットの違いにあるようにも思います。
スーツ業界も、若干の流行があり、少しずつは変化しているのだと思いますが、その変化を加速されるということは分かりますが、流行は1社だけで作れるものでもなく、多くの会社が追随することで流行が生まれます。
ベルトやバッグにも注力するのは良いとしても、ダーバンのカジュアル化とはどんな方向に変っていくのか、注目して見ていきたいと思いました。