57年ぶり
GMのロゴが57年ぶりに変更になったという話題を見ました。
EV事業への本格参入!?「GM」が57年ぶりにロゴを変更! | TABI LABO (tabi-labo.com)
- 新しいロゴでは、「GM」の文字が小文字に
- 「m」の文字は電気プラグを連想させるようなデザイン
- 同社によるEV事業への本格参入の決意表明
とあります。
GMのサイトから、ロゴはダウンロードできるようになっています。
ダウンロード時の説明文には、GMの新しいロゴは、GMのお馴染みのブルーのスクエアに、よりモダンで活気に満ちた外観をもたらしながら、強力な伝統に基づいています。このフルカラーのグラデーションロゴは、GMの新しいプライマリーロゴですとあります。
General Motorsの文字も、すべて小文字になっています。
新しいGMロゴと同じですね。
しかし、文章中の「GM」は、大文字のGMであり、小文字のgmではないようです。
GMでは同時に、「Everybody In」というキャンペーン(EVシフトのキャンペーン)をしているようで、次にその解説があります。2021年1月15日付のリリースです。
“Everybody In” ゼロエミッションの未来に向けた新たなメッセージ (gmchina.com)
ロゴの特徴は、
新しいGMのロゴは、鮮やかなブルーを基調としたグラデーションが特長で、ゼロエミッションの未来のクリーンな空と「アルティウム」バッテリーシステムのエネルギーを連想させます。丸みを帯びたエッジと小文字のフォントがよりモダンで包括的な雰囲気を醸し出し、「m」の文字に配されたアンダーラインは、従来のGMのロゴを継承していると同時に、「アルティウム」バッテリーシステムを視覚的に表現しています。また、「m」の文字の空白部分は電気プラグの形状を表しています。
とあります。
コメント
このニュースを見て思ったのは、5点です。
一つめのEVシフトについては、トヨタ社長が現実解としてのハイブリッドを主張しています。実体が伴っているかどうかは別として、変わった感じはEVシフトを宣言する方にありますので、短期的にはトヨタの旗色が悪くなるのではないかと感じました。ロゴ変更とEVシフトは必ずしも一致する話ではないですが、今回のは、ロゴを変更することで、本気度を示しています。
二つめの他社横並びという点ですが、ワーゲン、BMW、日産とロゴを変えていますので、自動車業界がロゴ変更の時期になっているのが鮮明になりました。多くの会社が同じ方向に向いて変わっているのが分かります。
三つめは、以前から言われてきたことですが、海外では環境の色はブルーであるという点です。今回の説明ではクリーンな空のブルーとありますが、海のブルーという説明を聞いたこともあります。もともとGMロゴはブルーだったので、ブルーの方がGMと親和性があるという面はあります。
四つめは、グラデーションと小文字です。小文字は長期トレンドなので良いとしても、グラデーションは表示が難しい場合があるので、難しい選択をするんだなと思いました。
五つめは、米国のニュースリリースの日本語を出しているのですが、中国のGMからということです。これは、GMのアジアの拠点が中国にあるためだろうと思います。これはちょっとショックです。GMにとっては、日本は広報を置く程度の必要もない市場ということなんでしょうか。