Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

スティック型掃除機の2つのランキング

結果はだいぶ異なります

2021年4月3日の日経プラス1に、スティック掃除機のランキングが載っていました。

  1. ダイソン SV18FF  930ポイント 
  2. 三菱電機 HC-JD2X 800ポイント
  3. 日立  PV-BL2H 670ポイント
  4. シャープ  EC-AR5X 640ポイント
  5. シャーク  CS401J 550ポイント
  6. パナソニック  MC-SBU840K 470ポイント
  7. バルミューダ  C01A 360ポイント
  8. アイリスオーヤマ  SCD-M1P 270ポイント
  9. レイコップ  RSC-3000JPWH 250ポイント
  10. 東芝  VC-CL3000X 250ポイント

 

コードレススティック:キャニスターの販売比率は、2012年に7%:73%だったものが、2018年に44%:41%となり、コードレススティックが逆転している。

ポイントの点数は、吸引性能を家電専門家が複数名参加してテスト。

吸引性能には、持ったときのバランスと、音などの観点も交えて1位から10位までをランキング。

その結果を編集部で集計。

とあります。

 

一方、同じ2021年4月3日に、MBSのサタデープラスで、スティック掃除機のランキングがあり、同じ日にこちらも見ました。

 

4月3日(土) 放送内容|サタデープラス - MBS公式

【サタプラ】2021年『コードレススティック掃除機』比較ランキング (televi.tokyo)

これによると

  1. アイリスオーアマ
  2. バルミューダ
  3. シャーク
  4. ダイソン
  5. シャープ

こちらのアイリスオーヤマの掃除機は未発売であり、日経のランキングとは、そもそも機種が違います。

また、シャークも、品番が違うようです。

 

バルミューダ、ダイソン、シャープは同じようです。

 

コメント

同じ日にスティック掃除機のランキングを2つ見たのですが、結果が異なっており、なぜなのかなと思いました。

 

サタデープラスのランキングは、

・吸引力
・使いやすさ(本体の重さ・操作性・隅の掃除のしやすさ)
・静音性
・手入れのしやすさ
・機能性

をチェックしているのに対して、

 

日経のランキングは、重さ、価格、充電時間は評価対象外で、

吸引力をメインに、持ったときのバランス、音をプラスして評価、

とあります。

 

サタデープラスの方が、手入れのしやすさ、使いやすさ、機能性をより重視している感じです。

評価基準が違うのですから、結論が違ってくるのは致し方ないなというところです。

 

ただ、日経の調査方法ですが、専門家が11名も出ているので、ここは客観性が上がつて良いと思います。

しかし、1位から10位までを採点してもらい、日経が集計とありますが、これは、1位=10点、10位=1点、というような点数にしたのでしょうか。あるいは何か、関数をかけているのでしょうか?ここが不明です。

点数ではなく、1位から10位までという採点手法が、荒いような気がしました。

 

それに比べると、サタデープラスの方が、各項目ごとに点数評価して、それをレーダーチャートにして総合力を出しており、分かりやすいなと思います。

 

また、サタデープラスの1位のアイリスオーヤマは未発売なので、ちょっとここは無理があります。

一方、日経のランキングは、三菱電機、日立、パナソニック東芝といった既存の日本のメーカーへの配慮があるような気がしました。

これは考えすぎでしょうか。