ブランドはFUJIFILM
スローガンはValue from Innovation
ドメインネームはhttps://www.fujifilm.com/fb/
Webサイトは同じようなデザイン
でも、ちょっとややこしい
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社/FUJIFILM Business Innovation Corp.
2021年4月1日の日経の2面全面広告で、「富士ゼロックスはFUJIFILMへ Accelerate your business success.」という広告を見ました。
非常にシンプルな広告で、真ん中に大きく、上述の言葉があり、右端に「FUJIFILM」の大きなロゴの入った複合機があるだけです。
下欄に、「2021年4月1日 富士ゼロックスは 富士フィルム ビジネス イノベーション株式会社としてスタートしました。」とあります。
富士ゼロックの社名変更・ブランド変更だけをストレートに説明している広告です。
富士フィルムが米ゼロックスを買収するという話が出て、それがご破算になり、このような結論になったようです。
2017年頃から色々な動きがありました。
富士フィルムのWebサイトを見ると、富士フィルムは大きく3つの領域、すなわちコンシューマー(カメラ)、ヘルスケア、ビジネスの領域に分かれているようです。
これに旧富士ゼロックスのドキュメントソリューションを4つめになります。
すなおに、考えると、社名は富士フィルムを冠にした富士フィルム ビジネス イノベーション株式会社、ブランドロゴはFUJIFILM、スローガンはValue from Innovationというように富士フィルムで統一したのですから、Webサイトも一つにした方が良いように思いますが、Webサイトはドメインネームは同じhttps://www.fujifilm.comとしていますが、ディレクトリーの/fb/で運用を分けている感じです。
Webのデザインや操作性は同じですので、基本は同じCMSを使っているようですが、なぜ、ディレクトリで分けているのかなと思いました。
製品やサービスで、富士フィルムと旧富士ゼロックスが競合している分野があるとしても僅かだろうと思います。
そうだからこそ、社名もブランドロゴもスローガンもURLも統合できたのだと思いますが、組織にはいろんな違いが残っており、それがこのディレクトリでのWebサイトの運用の違いで出てきているような印象を持ちました。
おそらく、社内のルールや給与水準なども違うのかなと思いました。せっかくやるなら、徹底的に富士フィルムになった方が良いと思いますが、どうなんでしょうか。
あるいは、一旦、ここで線引きして、不都合があれば、例えばスローガンを変えるとか、Webデザインを変えるとか、枝分かれする方向が残っているのでしょうか?
コロナ禍で、世界的に複合機の需要は急落しているのだろうと思いますが、ちょっとよくわかりません。