コロナで漫画村超え
2021年6月1日の朝日新聞に、漫画の複製サイトの被害が過去最悪であるという記事がありました。
- 集英社の海賊版対策として、海賊版サイトを巡回し、漫画が掲載されたアドレスを特定、海賊版サイトやそのサーバーの管理会社へ削除要請
- 月に約12万件
- 刑事告訴は年10件
- 業界団体の集計では、月に最大1億件のアクセス
- 漫画村の最盛期を超えている
- 海賊版サイトの数は、約750
- 上位10サイトで、約2億4000万回のアクセス
- 上位3サイトは、昨年1月から今年4月にかけて、14倍に
- コロナの巣籠りの影響
- 多くはベトナムに拠点
- 当局の取り締まりの動きが鈍い
- 海賊版を支える仕組みが整ってきて、責任追及が困難に
とあります。
コメント
漫画村の刑事事件の判決が、翌日出ています。
「漫画村」元運営者に実刑 「著作物の収益構造破壊」: 日本経済新聞 (nikkei.com)
運営者の被告に対して、懲役3年、罰金1千万円、追徴金約6200万円の判決とあります。
広告収入が利益だったようです。どのぐらいの利益があったかの分りませんが、刑事の罰金で消えてしまうのでしょうか。
漫画村一強のときは、漫画村だけを対象にしていればよかったのが、複数の海賊版サイトが現れ、その拠点がベトナムになっており、海外での海賊版排除活動が必要になり、これは、かえって大変になったように思います。
トランプ大統領のときぐらいから、アメリカと中国が経済戦争になり、バイデン政権になっても、ますます対中国については強硬なようですので、これまで中国への進出をしていた企業の多くがベトナムを目指しています。
脱・中国が向かう先はベトナム | ベトナム進出サポーターズ (vietnam-shinshutsu.com)
中国の場合は、中国語が大切でしたが、ベトナムでは英語なのでしょうか。
中国人の場合は、簡体字になっているとは言え、漢字があり、意味が違う単語もありますが、意志疎通に漢字や有効でした。
一方、ベトナム人の話す英語は、何回か聞きましたが、少し癖があるように思います。その癖を理解する必要があります。
何れにせよ、ベトナム人との十分は会話が重要になります。
商標実務においては、中国の次はインドなのかと思っていたのですが、インドではなく、ベトナムなのかもしれません。
最近、ベトナム関係の相談が立て続けに2件あったので、珍しいなと思っていました。
ベトナムに関しては、以前の会社の先輩で、ベトナム現法で企画部長をされていた方が、ベトナム進出のコンサルティングをされています。
代表者プロフィール|ベトナム進出|海外進出支援 | 株式会社リープブリッジVJパートナー (leapbridge-vj.co.jp)
いつか一緒に仕事ができればと思っているのですが、そう遠くない時期に仕事ができるかもしれなという予感がします。