リトルシガーで名称継続
2019年7月24日の産経新聞電子版で、「わかば」「エコー」「ゴールデンバット」のたばこの銘柄が廃止されるという記事がありました。
JT、「わかば」「エコー」「ゴールデンバット」銘柄廃止へ - 産経ニュース
- 10月以降、在庫分の販売をもって廃止すると発表
- ゴールデンバットは明治39(1906)年
- わかばは昭和41(1966)年
- エコーが昭和43(1968)年に登場
- 安価な価格で支持
- 「旧3級品」紙巻きたばこは、特別の税率が設定
- 9月末に「旧3級品特別たばこ税率」の撤廃。価格上昇
- 値上げに伴う販売数量減により品質維持が難しくなると判断。銘柄の廃止
- 9月中旬に「わかば・シガー」(20本入り360円)「エコー・シガー」(同350円)を発売
- ゴールデンパットについても、今年2月に北海道限定でリトルシガーを投入
- リトルシガーは、たばこ葉を原料にした巻紙を用いた葉巻の一種紙巻きたばことは異なる税率
- 味わいを維持しながら現行品と同価格に
コメント
面白い記事だなと思いました。昔、家業が酒屋だったので、たばこも販売していて、自動販売機にたばこを入れる手伝いをよくしたので、わかばやエコーはよく見ました。40年ぐらい前の話です。当時でも、さすがにゴールバットはあまり見ませんでした。
特に、ゴールデンバットですが、明治39年(1906年)スタートというのは、非常に古い商品です。
写真を見ましたが、健康被害の告知文が大きく入っていることを除くと、同じパッケージのようです。
ウイスキーでも同じようなことを感じますが、嗜好品の世界は、発売当時のデザインとを、維持することが多いようです。
サントリーの角瓶も、多少の変更はあっても、基本は同じデザインでやっています。
もう一つ、面白い点は、税制が変わって価格があがり、売れ行きが不振になり、銘柄廃止というのは分かりますが、リトルシガーという製品に変更して、味わいを維持して愛好者の要望に応えるメーカーの考え方です。
紙巻きから、たばこ葉巻きになり、原価は上がるのではないかと思いますが、葉巻の一種となって安い税率になるようです。
品質が上る分?、少しの価格アップなら、消費者も受け入れてくれるのかもしれません。
嗜好品のたばこの銘柄を廃止した場合に、どんなリアクションがあるのか、良く分かりません。しかし、影響を最小限に抑えるために、JTも、色々考えているんだなと思いました。
なぜ、ゴールデンバットのリトルシガーは、北海道限定なのでしょうか?北海道で人気があるということでしょうか?
スポーツ報知の電子版にあったのですが、沖縄限定の「うるま」は根強いファンがいるので、大幅な値上げになるが、継続されるという話も面白いと思います。
非常きめ細かいマーケティングだと感心しました。
嗜好品の世界は、お金だけではないんだなという感じです。