Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

久しぶりの投稿

昨年8月からの動向

昨年8月に、はつな弁理士法人に転職したというところで、ブログを書くのを止めてしまっていました。

その後、あたったことは、

1.Authense弁理士法人に

2022年11月に、はつな弁理士法人がAuthense弁護士法人のグループになり、Authense弁理士法人になったこと。それに伴い、2023年1月からは、事務所所在地が、霞が関駅の飯野ビルから、六本木駅東京ミッドタウンになりました。

2.Authenseプロフェッショナルグループ

Authense弁護士法人は、弁護士ドットコムやクラウドサインを経営している元参議院議員元榮太一郎弁護士が代表の、弁護士法人税理士法人弁理士法人、社会保険労使法人などの士業や、コンサルティング会社などからなるグループです。

そのため、これからは、弁護士との共同作業で、これまでの弁理士法人の力だけではできなことができるようになります。

プレスリリース(Authense Professional Group 日本橋税務会計事務所とはつな弁理士法人の参画に関するお知らせ )| Authense法律事務所

3.はじめてのテレビ取材

2023年3月3日に、テレビ朝日から取材を受けて、コメントしました。なぜ、私のところに来たのかは不明ですが、ウェブ会議で記者の質問に答え、一部が夕方のニュースで、テレビ放送されました。内容は、FENDIの生地の模倣品についての刑事事件の話でした。

何故FENDIのはぎれを売ると書類送検されてしまうのか?(栗原潔) - 個人 - Yahoo!ニュース

4.外国商標制度部会

2023年5月末から、日本商標協会の外国商標制度部会の部会長になりました。まったく予想していなかったのですが、この5-6年、ほぼ部会には出席していたので、出席率によって選ばれたのでしょうか。

この部会、外国商標の審決例、判決例を検討する、日本でも唯一に近い部会なのだと思います。ただ、内容が高度で、出ている先輩弁理士もそうそうたる外国商標の専門弁理士がおられる部会です。

ただ、弁理士の若返りの必要性、弁護士の参加がない(日本の弁護士は、外国商標マターに詳しい人は少ないのでは?)、企業の参加も少ない(外国審判決の報告があたるとその準備が大変)、という課題があります。

是非、若手弁理士、外国商標に興味のある弁護士、企業の方、の参加をお待ちしております。

組織構成 | 日本商標協会(JTA)

5.パネルディスカッション

2023年6月14日に、日本商標協会の実務検討部会で、コンセント制度の今後の運用について、TMIの佐藤俊司弁理士、元花王の遠藤さんと3名で、パネルディスカッションに参加しました。

コンセント制度は大人の制度であり、問題のない場合は、コンセントが求められたら、できるだけ認めるというのが基本という話をしました。また、無償が基本という件は、議論が盛り上がりました。

佐藤弁理士から、米国の弁護士は、意見書で非類似の主張をするのを嫌がる。それは、自らの権利を狭めることにつながるからという話があり、今後の弁理士のミッションは、上手い意見書を書くことから、コンセントに対応して、いかに、あるべき共存契約を締結するかに、重要性がシフトするという話は、日本の商標弁理士の在り方を180度変えるものだと思いました。

組織構成 | 日本商標協会(JTA)

 

また、昨年8月末からは、本業の商標コンサルティング以外に、国内案件を担当しており、Authense弁理士法人では、多くはないのですが、500件程度の国内出願(事前調査あり)を、事務所の外国商標案件にも参加しています。

 

このようなことで、忙しくしております。