Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

立会人型の電子署名サービスの有効性

政府の通達 2020年7月21日の日経に、立会人型の、クラウドを使った電子署名サービスを利用した電子署名の有効性について、法務省、総務省、経済産業省が、電子署名法の条文解釈をまとめた文書を公表したという記事がありました。 電子証明書ない「電子署名」…

TikTokの米国事業のマイクロソフトへの売却

トランプ大統領の「国に売却益納付」発言 2020年8月8日の日経に、トランプ大統領が主張しているTikTokの米国事業のマイクロソフトの譲渡に関する、事業売却益を米国に納付すべきという主張ですが、法的根拠は乏しく、過剰介入ではないかとあります。 トラン…

読んでみました

上級国民/下級国民 橘玲著、小学館新書の「上級国民/下級国民」を読んでみました。 上級国民/下級国民 (小学館新書) 作者:玲, 橘 発売日: 2019/08/01 メディア: 新書 内容ですが、3つに大きく分かれます。 1.日本国内の話 2.男性と女性の話 3.グロ…

ファミマのアジアの苦境

タイは撤退、中国合弁で訴訟 2020年8月7日の日経に、ファミリーマートがアジアで苦境という記事がありました。 ファミマ、アジアで苦境 浮上のカギは伊藤忠に :日本経済新聞 タイでは合弁会社の出資引き揚げ 現地会社の株式49%を手放し、事業をライセンス形…

日本マクドナルドの株式売却(その2)

ドル換算とロイヤルティ 2020年8月5日の日経に、米マクドナルドが日本マクドナルド株を15%売却する話の続きの話があります。 (真相深層)成長なきマック「売り時」 米本社、日本法人株15%売却へ 売上高、ドル換算で23%減 :日本経済新聞 米マくドナルドは売…

セブン&アイの米スピードウェイの買収

2.2兆円で買収 2020年8月3日の日経に、セブン&アイ・ホールディングが、米石油精製会社からコンビニ併設型ガソリンスタンド部門「スピードウェイ」を、210億ドル(約2兆2000億円)で買収するという記事がありました。 セブン&アイ、米コンビニを2.2兆円で買…

大文字「Black」と「ブラック企業」

2つの記事から考えると 2020年7月22日の朝日新聞に、大文字「Black」の記事があります。アメリカでは、「人種や民族、文化的意味合いで用いる場合は大文字のBlackを使う」という記事です。 AP通信、USAトゥデー、ニューヨーク・タイムズが決定 小文字は「黒…

デマントがフィリップス補聴器を製造販売

全国の眼鏡店などで販売 2020年7月29日の日経(神奈川版)で、補聴器メーカーのデマント・ジャパンが、フィリップスブランドで補聴器を製造販売するという記事がありました。 デマント・ジャパン、「フィリップス」の補聴器販売 :日本経済新聞 国内では難聴…

日本マクドナルドの株式売却

50%→35%へ 2020年7月29日の日経に、米マクドナルドが保有する日本マクドナル 株ら式を売却する方針であり、保有比率は50%から35%になるという話がありました。 米マクドナルド、日本法人の株式を一部売却へ (写真=AP) :日本経済新聞 資金で、グローバル…

画像のリツイート

著作者人格権侵害との最高裁判例 2020年7月22日の朝日新聞で、ツイッターに無断投稿された写真をリツイートしたら、ツイッターの使用で自動的にトリミングされ、撮影者の氏名が見えなくなり、著作者の氏名が表示されなくなっていることが、「著作者人格権」…

新・商標法概説(その32)

登録事由の存否判断の標準時、団体商標、地域団体商標 登録事由の存否判断の標準時、団体商標については、特に特徴的な記載はありませんでした。 地域団体商標については、審査基準をだいぶ引用しています。 地域団体商標の登録要件は、 出願人は、「事業協…

新・商標法概説(その31)

著名商標(19号)-相対的不登録理由 「他人の業務に係る商品又は役務を表示するものとして日本国内又は外国においける需要者の間に広く認識されている商標と同一又は類似の商標であって、不正の目的(不正の利益を得る目的、他人に損害を加える目的その他の…

新・商標法概説(その30)

品質誤認的商標(16号)、ぶどう酒若しくは蒸留酒の産地を表示する商標(17号)、立体の機能的形状(18号) まず、品質誤認ですが、商品の「品質」又は役務の「質」とは、商品又は役務の特性という程度の広い意味です。 品質、質の良否についての誤認と、他…

新・商標法概説(その29)

混同的商標(15号)-相対的不登録事由 15号は、10号~14号までの総括的規定で、私益保護の規定とされる。不正の目的を除き、除斥期間の適用もある(47条)。 旧法は、これを公益的性格のもとしており、私益的規定と重複適用できるとしていた。そのため、「1…

新・商標法概説(その28)

防護標章(12号)、商標権消滅後の登録禁止(13号)、種苗法の登録名称(14号) 防護標章(12号):本号の規定に該当する商標は、登録防護標章と同一のもの(相似形を含む。)に限られる。 商標権消滅後の登録禁止(13号)の廃止(削除):廃止により、登録…

新・商標法概説(その27)

先願(11号)ー相対的不登録理由 先願主義(8条)、商標登録主義の原則から、先願違反のものは登録されない。商品又は役務の出所混同を防止するためでもある。 旧法は、「最先の商標登録出願人」とせずに、「他人の商標登録出願人」としていたので、後願が先…

新・商標法概説(その26)

周知商標(10号) 周知商標: 需要者の間に広く認識されている商標 規定の趣旨: 周知商標という既存商標の使用状態の私益保護説と、出所混同防止のための公益的な規定という説があり、現在は私益保護説が有力。 しかし、立法理由はむしろ公益説を中心とする…

新・商標法概説(その25)

肖像・氏名等(8号)と博覧会の賞(9号) 肖像・氏名等は、相対的不登録理由であり、一方、博覧会の賞は、絶対的不登録理由です。 肖像・氏名等 趣旨:他人の人格権を保護するため(混同防止ではない) 肖像、氏名には、著名なものという制限はない。 (理由…

新・商標法概説(その24)

4条1項7号(と19号) 7号(公序良俗違反商標)は、次の例があります。 「征露丸」 「特許理工学博士」など、多くの博士号入り文字商標 「特許管理士」 「出版大学」 本号については、今、世界的に問題になっている「悪意の商標」が関係します。 「悪意の出願…

新・商標法概説(その23)

4条1項1号から6号 絶対的不登録理由の1号から6号の箇所を、順番に読んでみます。 国旗等(1号) 同盟国紋章等(2号) 国連標章等(3号) 赤十字標章等(4号) 監督証明用印章(5号) 公共機関標章(6号) 1号~6号までは、似た規定です。 すこし注目したのは…

新・商標法概説(その22)

消極的要件 絶対的不登録要件と相対的不登録要件 本書では、3条を積極的要件として、4条を消極的要件としています。そして、4条の消極的要件を更に、 絶対的不登録理由:4条1項1号~7号、9号、16号 相対的不登録理由:4条1項8号、10号~15号、17号~19号 に…

新・商標法概説(その21)

使用による識別性 使用による識別性(特別顕著性)については、3条1項3号から5号までに該当する商標であっても、「使用をさせた結果需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができる」に至った商標は、商標登録を受けることができる…

新・商標法概説(その20)

識別力のない商標(6号) 小野先生の新・商標法概説を、続けて読んでいます。 3条1項6号は、「需要者が何人かの業務に係る商品又は役務であることを認識することができない商標」は、商標登録を受けることができないとあります。 厳格な文理解釈上は、「識別…

種苗法の改正

継続審議で、秋の臨時国会に提出の可能性 2020年7月13日の日経のまとめ記事で、種苗法改正の必要性についての記事がありました。 農産品の知財保護なぜ必要? 海外流出が輸出阻害 :日本経済新聞 海外での品種登録の費用を補助する制度が必要 種苗メーカーに…

NISSANのブランドロゴ変更

公式発表がありました 2020年7月15日付の日産のWebサイトに、NISSANのブランドロゴ変更についての公式の説明が掲載されていました。 下記のWebサイトを読んでいただきたいと思います。 新しいブランドロゴが、日産の新たな地平を開く また、YouTubeでブラン…

「レッドスキンズ」の名称変更

チーム名称とロゴ 2020年7月14日の日経に、NFLの「レッドスキンズ」が、先住民(インディアン)を意味するチーム名称とロゴの廃止を決定したという記事がありました。 「レッドスキンズ」名称変更 チーム名とロゴ廃止 批判高まり :日本経済新聞 1933年から使…

五輪エンブレムとパロディ

3名の議論の比較 2020年7月14日の朝日新聞に、日本外国特派員協会の五輪エンブレムのパロディをめぐる論点について、3名の識者の議論が紹介されていました。 グレゴリー・スターさん(編集者、会報誌の編集担当): 「著作権侵害にあたる。選手への配慮も欠…

オンライン名刺

代替サービスへ 2020年7月1日の日経に、新型コロナウイルスで、名刺交換の機会が激減し、名刺管理ソフト会社が「オンライン名刺」を作っている、また、若者はSNSに移行する動きがあるという話が出ています。 名刺文化もオンライン 対面急減で代替サービス Sa…

自動翻訳の最新状況

第三世代AI、大量データ、カスタマイズ、音声翻訳、同時通訳 2020年7月6日の日経に、自動翻訳の最近状況のまとめ記事がありました。 自動翻訳、AI活用巧みに 第3世代、業種・個人に最適化 同時通訳並みも視野 :日本経済新聞 第三世代のAIのアルゴリズム: 20…

IoT特許の差止請求制限の議論

自動車業界の懸念とドイツの訴訟の行方 2020年7月6日の日経に、IoT特許と差止請求制限という話が出ていました。 IoT特許に訴訟リスク 自動車業界の懸念 特許庁で議論 「差し止め」制限 着地見えず :日本経済新聞 異業種間の交渉 窓口巡り綱引き :日本経済新…