Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

日本商標協会の年次大会

300名の参加

 

2019年9月5日(木)、6日(金)開催の日本商標協会の第28回年次大会に参加しました。年次大会は、初めての参加です。

 

今年の年次大会は神戸で開催であり、また、スピーカーに以前からよく存じ上げている方が複数おられるので、これは是非、聞きたいと思い、参加しました。

 

一日目は、工場見学と懇親会がメインの行事です。朝から移動して、立ち寄りたいところに立ち寄って、工場見学に参加しました。

 

新神戸の駅集合です。新神戸駅を初めて利用しました。新大阪までは、年数回新幹線を利用しますが、新神戸は降りたことがありませんでした。トンネルを抜けた谷のような地形のところに駅があり、見上げるとロープウェイが運行しています。

 

新大阪を出ると、JR東海からJR西日本になり、英語のアナウンスが変わり、中国語のアナウンスもあります。たった13分間ですが、だいぶ違うなと思いました。

新神戸で、バス2台に分乗し、工場見学に出発です。

 

バスで隣になったオランダの弁護士さんからは、綺麗な商標事件集をもらいました。

 

今回の工場見学は、神戸税関と酒心館という灘の酒蔵です。

 

神戸税関は、阪神・淡路大震災のあと、新庁舎が建てられたようです。説明員の方の説明を聞いたり、ビデオを見たり、模倣品や差し止めた物品の展示コーナーを見たりという内容です。

展示コーナーの目玉は、ライオンのはく製でしょうか。また、麻薬や覚せい剤、ピストルなども押収されているようです。(ちなみに、展示されている麻薬やピストルは、レプリカとのことでした)

 

面白かったのは、全国の税関の管轄で、神戸税関は、神戸以西の中国地方、山陰地方、四国地方が管轄という点です。これは、相当広い範囲です。横浜税関も、相当広い範囲を担当しているようです。

これは、明治期の開港に原因があるとのことでした。

 

税関のあとは、灘の酒蔵です。「福寿」という老舗の酒蔵で、工場見学のルートもあり、売店・試飲コーナーもあるというものです。大阪や奈良に住んでいましたが、灘の酒蔵を訪ねたのは、今回初めてです。

こちらも、阪神・淡路大震災で蔵が倒れ、その後、現在のコンクリート製の建物になったと説明がありました。

 

ホテルに戻って、懇親会なのですが、300名の参加だったようです。

 

会長の挨拶のなかで、商標協会の会員は、全部で900名強で、1000名を目指したいということを言っておられました。特に、企業会員を増やしたいとのことでした。

企業会員を、弁護士や弁理士がサポートする姿が、理想という話であり、そこは、まったく同感です。

 

この点、会員の中には事務所や企業の会員もあるので、商標協会の活動に参加している実数は、1000名よりも、ずいぶん多いと思います。

 

懇親会では、以前からの知り合いの方が沢山いましたが、新しく名刺交換させていただいた方も沢山おられます。

海外の特に中国、韓国、台湾の日本語の出来る方は、沢山参加しています。

 

そんなこんなで、一日目が終了しました。事務局は大変です。ありがたいなと改めて思いました。