Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

「はつな弁理士法人」に転職しました①

創立7年目の若い事務所

2022年7月末に、約5年半お世話になった、きさ特許商標事務所を退職し、はつな弁理士法人に転職しました。

www.hatsuna.com

(まだ、ウェブサイトに私の情報は載っていません。)

 

はつな弁理士法人は、2015年にできた若い事務所であり、現在7年目です。

代表は五味和泰弁理士ですが、五味さんは、AIを使った商標検索と商標願書案の自動作成をするシステムの開発・運用をしている、cotobox株式会社(https://cotobox.com/ )のCEOでもあります。

そのため、はつな弁理士法人の業務は、cotobox経由の依頼が多いのですが、事業は好調のようであり、2021年や2022年上期は、出願代理件数日本一という結果だったようです。

2021年商標 事務所ランキング | 知財ラボ (jp-ip.com)

2022年商標 事務所ランキング | 知財ラボ (jp-ip.com)

 

5年前(2017年9月)、AIによって士業が大変になるのではないかという話があったときがありました。

AI時代のサムライ業(上)代替の危機 新事業に挑む: 日本経済新聞 (nikkei.com)

実は、このとき、私もこの記事を見てAI商標検索に関心を持ち、夜にcotoboxを訪ねて、五味さんにお話を聞きました。

ただ、当時の私は、パナソニックから、きさ特許商標事務所に転職してまだ半年だったので、五味さんと一緒に行動するには至りませんでした。

 

それから、5年の歳月が経ち、きさ特許商標事務所を去るときに、自分で事務所を開業しようか、どこかに再就職するべきか考えました。

結論として、自分ひとりでできることには限界がありますし、事務所の代表の先進的な考え方やフランクな人となりもあって、五味さんのはつな弁理士法人に、転職することにしました。

 

それでは、「はつな弁理士法人」を少しご紹介します。

 

事務所は、霞ヶ関駅直結の飯野ビルにあります。ECOに配慮したビルだそうです。そのビルに、最近流行のWeWorksタイプのシェアオフィスがあり、パブリックスペースからは、日比谷公園全体が見通せます。なかなかの眺望です。

飯野ビル (iino.co.jp)

 

「はつな」とは、寒梅の異名「初名草」に由来し、「先駆者」という意味を込めています。事務所のウェブサイトの説明では次のようになっています。

事務所名「はつな」は、寒梅の異名「初名草」に由来します。

寒梅を、一年のうちで一番に咲く花であり、あらゆる花のさきがけと捉え、知財業界の「先駆者」でありたいという意味が込められています。

また、漢詩に「真理似寒梅敢侵風雪開」(真理は寒梅のごとし。あえて風雪を侵して開く)というものがあり、あえて真理の探求を楽しむことを願って名付けられました。

 

これまでは、「はつな知財事務所」と言っていましたが、今回、弁理士法の改正を受け、「はつな弁理士法人」になります。

弁理士法人はつな知財事務所」とする方法もあったと思いますが、「後株」形式にしています。「はつな弁理士法人」とする方が、文字数が減りますし、シンプルです。「前株」形式の「弁理士法人はつな」では、折角の「はつな」が目立ちません。この「抽象名称+弁理士法人」は、最良の方法だろうと思います。

 

名称変更に合わせて、事務所のブランドロゴを新たに作り、ミッション・ビジョン・バリューを整理したりしています。提携しているデザイン会社やブランドコンサルタントもいるようであり、このあたり、よく考えているなと思いました。

 

はつな弁理士法人では、弁理士その他、メンバーはほとんどがリモート勤務です。人が集まった日は、夕方に急にカードゲーム大会をやったして、親睦を深めたりしています。このあたりは、スタートアップ的で開放的です。インターナルコミュニケーションも積極的にやっているんだなと思いました。

 

若い事務所ですので、もちろん課題はありますが、それらをクリアーしながら、今後とも伸びていく事務所ではないかと思っています。