Japan Branding Awards 2019
最高賞は、MAZDAとTIAT (東京国際空港ターミナル)
2019年9月25日に、インターブランドから、Japan Branding Awards 2019が発表されています。
この表彰は、第二回目で、今年はMAZDAとTIATが最高賞の”Best of the Best”に選出されています。
その他の受賞は、“Winners” に選出
著しい成長を収め、取り組みに卓越したオリジナリティのある“Rising Stars”に、選出されたのが、
- Snow Peak
- STARBUCKS
とあります。
コメント
ざっくりと、受賞例をみると、ブランディングの事例集として使えるなという感じがしました。
経営学部のブランディングの授業で、事例を取り上げるとして、この中から選んで話をすると、最近の話ばかりですし、分かりやすいかだろうなと思いました。
このAwardには、事業会社が自分でエントリーする必要があるようですので、勝手に、インターブランドがブランドを抽出してAwardを選出しているのではなさそうです。
また、阿久津先生や田中理沙さんという、ブランド業界や宣伝業界の有名人を審査委員んに起用しているのも特徴です。
インターブランドというと、バタ臭い会社という印象がありますが、日本に根付いた活動を目指しているのかなと思いました。
各々の活動は、素晴らしいのだと思いますが、取り組みの期間がどの程度あったのかが、わかると更に良いなと思いました。
さて、個人的に、特に、興味をもったのは、愛知東邦大学、カルピス、スターバックスです。
●愛知東邦大学ですが、大学などの学校はブランディングの対象としては、最適だろうなという点で興味を持ちました。1年少しの活動で、偏差値まで上がるとは信じられません。詳しく聞きたいなと思いました。
佐藤可士和さんの明治学院大学の事例は有名ですが、各大学がブランディグに取り組むのは良いことだと思います。
●カルピスは、アサヒ飲料の中で、独自のブランド戦略を取っているなとは思ってはいたのですが、12部門長の参加する「ブランド管理委員会」では何が議論されているのだろうかと思いました。
●最後のスターバックスですが、外資系企業が日本で独自にブランド戦略を立案して、実行しているのが、面白いと思いました。本国の指示に従うだけではないようです。
スターバックスは、ブランドの教科書では、広報は活用するが、宣伝はしない会社として有名です。ブランディングは広報と共に、特にインナー向けに、重要な戦略何だろうと思いました。