2万店を突破
2018年2月1日の朝日新聞に、セブン-イレブンの国内店舗数が、2万店を超えたという記事がありました。digital.asahi.com
- セブン-イレブンの国内店舗数が2万店超え
- チェーン展開する小売業の2万店超えは国内で初めて
- 全国に2万4千カ所の拠点を持つ郵便局に迫る規模
- セブン―イレブンは1974年、東京・豊洲に米国生まれのコンビニエンスストアとして1号店を出店
- 2019年には沖縄県に出店し、空白県がなくなる見通し
- ファミリーマートは、1万7517店
- ローソンは、1万3803店
- コンビニは全国に5万5千店。コンビニの「飽和」を指摘する声
- 総菜に力を入れるスーパー、弁当を売り始めたドラッグストアなど業態間競争
- コンビニ大手8社の既存店売上高は、昨年12月まで7カ月連続で前年割れ
- セブン―イレブンも昨年10月、5年3カ月ぶりに既存店売上高が前年割れ
とあります。
また、このニュースに関する、セブン-イレブンのニュースリリースには、出店ペースのことと、海外展開の状況が説明されていました。
1974年5月に1号店がオープン
1976年5月 100店舗
1980年11月 1,000店舗
1993年2月 5,000店舗
2003年8月 10,000店舗
2013年8月 15,000店舗
2018年1月 20,000店舗
とあります。
国内は、2018年1月末時点、20,033店舗で、東京圏、大阪府、愛知県、福岡県に多いようです。
世界には、17ヵ国で、64,319店舗(2017年12月末時点)
(日本を含んだ数字ですので、海外だけなら、44,316店舗)
具体的には、次の国です。
日本、アメリカ、韓国、タイ、台湾、中国、メキシコ、マレーシア、フィリピン、オーストラリア、シンガポール、カナダ、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、UAE、ベトナム
売上高、店舗数のグラフがありました。
コメント
売上高・店舗数の軌跡が、あまりに綺麗なグラフで、こんなに順調な会社が世の中にあったのかと驚きました。円高や技術革新で疲弊した家電メーカーとは大違いです。
それでも、沖縄にはまだ出店していなかったのですね。2万店もあるのに、このあたりは非常にゆっくと進めているのだなと思いました。
海外は、買収した本家の米国のセブン-イレブンが展開しているようです。日本人よりは、契約交渉が上手そうですし、フランチャイズビジネスの本場の国ですので、海外展開はそちらにやってもらうのは良い方法だと思います。http://www.sej.co.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/017/720/20160817sekai.pdf
フランチャイズ自体が、商標とノウハウがセットになった、ライセンスビジネスですが、現地フランチャイザーを自前の子会社でするだけではなく、現地の有力企業に任せているのだと思います。
(実は米国のセブン-イレブンに、日本の1号店が出来る直前ぐらいに行ったことがあり、お店で「7-up」を凍らせて砕いてドロドロにした飲み物を何回か飲んだ記憶があります。午前7時から午後11時まで開いているのでセブン-イレブン/7-11なのですが、勝手に7-upから来ているのかと思っていました。)
先日、富士フィルムがXEROXを子会社にしましたが、こちらはその先を行っていますが、どのように米国セブン-イレブンと、その先の現地フランチャイザーをコントロールしているかについては興味のあるところです。
コンビニが全国で、5万5千店舗あるということは、2,200人に一人程度の割合で、コンビニんがあることになります。
以前あった街の小売業がコンビニに置き換わり、便利で綺麗にはなりましたが、個性が減ってきているのは否めません。
記事では、スーパーだけでなく、ドラッグストアが弁当を売るようになったとあります。まだあまり見たことがないのですが、もし弁当が軌道に乗れば、コンビニの強敵になりそうです。