2020年10月24日の日経で、ミニストップが完全無人店舗を展開し、オフィスなど1000ヵ所に設置予定という記事を見ました。
小売り、店舗形態見直し加速 ミニストップ完全無人店 :日本経済新聞
- 商品棚を2~3つ程度並べたもの。3~10平米でオフィスの一画に設置
- セルフレジ、バーコードのスキャン、ICカードでキャッシュレス決済
- 飲料、菓子、カップ麺など、100品程度
- 出店費用は数十万円。通常のコンビニ(5,000万円~1億円)
写真はこちらの記事の方にあります。
ミニストップ、完全無人店に参入 オフィスなど1000カ所 :日本経済新聞
- ユニマットと組んで展開
コメント
AMAZON GOや実証実験中のものが、多数のビデオカメラやアプリを使ったハイテクなものだったので、棚と冷蔵庫と画面とバーコードリーダーとICカードスキャナーだけのシンプルさに驚きました。
ただ、写真を見ていると、棚一つに、冷蔵庫一つですので、置ける商品は限られます。
確かに、オフィスの中などであれば、社員の監視の目がありますので、監視カメラがなくても商品が無くなることなどはなさそうです。
特に、既にルートのあるユニマットと組むなら商品の補充も可能です。
この方法なら、首都圏で1000店を展開というのも無理ではなさそうです。
これを見ていて思い出したのは、オフィスグリコです。
オフィスグリコは、次のグリコのサイトに詳しく紹介がありました。
”置き菓子”は意外に男性に人気?!オフィスグリコを実際に設置してみた。 | 【公式】江崎グリコ(Glico)
ミニストップよりも、もっと小さい感じです。一つのリフレッシュボックスに、商品は10種類24個などとあります。(写真では2つのリフレッシュボックスです)
また、家庭用の冷蔵庫を使って、飲料やアイスを置いています。
商品は100円に統一しているのでしょうか。カエルの金銭投入口には100円入れてねとあります。
シンプルです。
グリコは、これを販売センターのスタッフが、ワゴンで、人海戦術で商品補充しているようです。
これ大変な労力です。ユニマットに頼るのとはわけが違います。ここがオフィスグリコの参入障壁だと思いました。
このオフィスグリコ、10万店も展開しているそうです。
オフィスグリコとコーヒーが、職場にもたらす変化とは? | 【公式】江崎グリコ(Glico)
日本のコンビニの数が、2019年3月末で5万8340店とありますので、
コンビニ店舗数の現状をさぐる(2020年9月公開版)(不破雷蔵) - 個人 - Yahoo!ニュース
オフィスグリコの数は、コンビニの倍ぐらいあることになります。これは凄い数だなと思いました。
ミニストップが1,000店を達成しても、その100倍あります。
AMAZON GOのタイプの店舗は、出店費用などがかさむので、一番初めにこのタイプの無人店舗を開始した中国のビンゴボックスは店舗を減らしているようです。
技術をNTTなどに売っている、中国のクラウドピックはBtoBtoCなので、事業が成立しているようです。
将来的に、どのタイプが主流になるのかは分かりませんが、オフィスグリコが思ったよりも流行っているなというのが感想です。
少し古い記事ですが、ネスカフェアンバサダーは、2017年で28万人いるとあります。
すでに28万人!「ネスカフェ アンバサダー」とは何か?――「元気な外資系企業」シリーズ〜第3回ネスレ日本 | リクナビNEXTジャーナル
コーヒーだけですが、こちらも無視できない数です。