Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

20万アクセス

3年半の振り返り

昨日、このブログのアクセス数が、20万アクセスを超えました。

今日、見てみると次のような数字です。この数字が多いのか少ないのか、良く分かりませんが、区切りですので、一旦、まとめてみます。

 

アクセス(合計)   200 ,129

投稿数    1,293

ブログ投稿日数    1,286 日

ブログ作成日       2017-02-07

 

2017年2月7日からですから、1,292日ということです。

1,292日で、1,293のブログ数ですので、ほぼ、毎日、書いていることなります。

 

毎日、朝5:00前に起きて、6:30ぐらいまで、1ブログを1時間以上かけています。

相当、時間をかけて書いているのですが、バラバラとした知識になっているので、体系化しないといけないなと思っています。

 

200,129をブログ数で単純に割ると、156ぐらいです。一つのブログが156人(回)、アクセスしてもらっているという計算です。

もちろん、アクセスはしても、読んでいないという方もいると思うので、実際に読まれているのは、もう少し少ないかなと思っています。

 

●ちょうど3年半になるので、少し、動きを振り返ってみました。

 

3年半前に、特許事務所に転職し、外国商標の業務をスタートしました。

外国商標なので、大きな会社の仕事が多いなと思います。皆さんも知っている会社ばかりです。

 

私のはじめの仕事が、松下電器パナソニック)での商標管理で、次の仕事がコミュニケーション部門でのブランドマネジメントで、今の仕事が特許事務所の外国商標です。

 

外国商標も、主として、ユーザーの立場では経験があり、何回か修羅場もくぐりぬけており、土地勘もあるので、あまり困ることはないのですが、ずっと特許事務所にいる人に比べると、細かな知識量に差があり、その差をなんとか埋めようとしてきました。

このブログを続けているのも、その一環です。

 

日本商標協会では、当初は、国際活動委員会に入れていただいたのですが、ここ2年半は外国商標制度部会に入っています。

弁理士会の商標委員会にも、2年半入っています。このブログで書いたようなことを発言しているのですが、弁理士会の商標委員会の主流派とはちがうと思います。(小野先生の意見などを見ていると、私の意見は、通説・判例には近いと思いますが、弁理士会の商標委員会の主流派とはちょっと違いようです。)

JETROの外国商標出願の支援事業の審査も2年目です。

今年は、ご指名いただき、弁理士試験委員会もさせていただくことになりました。

 

あと、ブランディング関係の説明や、商標管理の説明は、何回は講演させていただきました。

持ちネタとしては、

  • 企業の商標管理
  • 技術ブランディング
  • 商標ライセンスと品質コントロール
  • ネーミング
  • 商号と商標
  • 商標登録表示ⓇとTM
  • ハウスマークの棚卸し
  • ブランドロゴのハウ・ツー・ユース
  • ブランド監査

こんなところですが、ご依頼頂ければ色々やります。

 

メインの仕事では、いつも上手くいくというのは難しいのですが、年に一度ぐらい、これはという商標を登録にもって行くかとができたりしています。この中には、ある企業のアメリカのハウスマークの引用拒絶をひっくり返した事例もあります。

異議申立や和解交渉もルーチンであります。警告もあります。

 

また、直近では、ある企業のハウスマークですが、当事者系の仕事で、中国での審決取消訴訟に二審で逆転勝訴し、驚くべきですが、著名商標の認定まで受けることができました。

現地代理人の力、お客さんの証拠収集等の努力が一番大きいのですが、少しは日本の代理人の頑張りもあります。

 

英語も、特許事務所に入る前は、TOEICで800点ちょっとだったのが、900点代になり、3年で90点ほどアップしました。この半年TOEICを受けていないので、現在の英語力はどうなっているか不明ではあります。

 

昨年は、北大のサマーセミナーや、商標協会の神戸での年次大会もあったのですが、INTAの総会は、まだ行けていません。今年のシンガポールは行く予定だったのですが、米国でのオンラインになってしまいました。これからはオンラインが主流になりそうです。

 

今年はコロナ対策で、ペーパーレスや、システム化の話が多くなっています。マークアイのTMODSの特許事務所版のようなものを作りたいと思っていますが、いまのところ夢物語です。PATDATAベースで構想したいと思っています。どなたか一緒にやりませんか?

 

パナソックで2008年に社名変更・ブランド統一を経験し、その時に特許事務所に転職することもあり得たのですが、そうすると、ブランド戦略や、ブランドロゴの使い方、ブランドライセンス、ブランド体系などについて、深い知識・経験を持つことはできなかったかと思います。

どっちが良かったのかなと思ったりします。

 

以前から言っているように、商標管理やブランドマネジメントの本を出さないといけないなと思っています。ここは、コロナや働き方改革で残業時間も少ないので、もっとやるべきなのですが、出来ていません。

 

遅めの52歳での転職の割には、基本的には順調というところではありますが、思い描いていることからすると、出来ていないことも多いなという感じです。