N-BOXが首位だが、例年と少し変化が
2021年1月9日の日経に、2020年の国内新車販売ランキングが掲載されていました。
ホンダ「N-BOX」4年連続首位 20年車名別新車販売: 日本経済新聞 (nikkei.com)
新聞には、表があり、販売台数や前年比が出ています。
- N-BOX(ホンダ)19万5984台(前年比-22.7%)
- ヤリス(トヨタ)(ー)
- スペーシア(スズキ)(-15.9%)
- タント(ダイハツ)(ー26.0%)
- ライズ(トヨタ)(659.2%)
- カローラ(トヨタ)(13.3%)
- ムーヴ(ダイハツ)(-15.2%)
- フィット(ホンダ)(32.0%)
- アルファード(トヨタ)(32.1%)
- ルーミー(日産)8万7242台(-4.8%)
紙の方の分析としては、
- 軽では空間が広い車が人気
- トップ10の軽の比率が減った(5車種から4車種へ)
- ヤリスは、ヤリスクロス(SUV)が牽引
とあります。
Web版には、コロナの影響で販売店の営業時間の短縮や外出自粛で、2020年の新車販売全体も前年比12%減という情報もあります。
コメント
コロナ禍になり、電車よりも車の方が安全性が高く安心ということを聞きますので、自動車の売上は落ちていないように聞いたのですが、全体の売り上げが12%ということです。ある程度の影響は出ているように思います。
その12%分が、どの車種に対しても、リニアに売上減であればよく分かるのですが、軽の売上は軒並み15%~26%減なのに比べて、登録車(軽以外の車)が善戦しています。
特に、トヨタのライズです。これはダイハツのロッキーのOEM供給車ですが、小型のSUVです。2019年11月発売なので、2ヶ月分のデータがあり、その比較で、前年比659%という驚異的な数字になっているようです。これは街でも良くみるようになったので、人気車種になっているとして間違いないと思います。
また、新聞記事には、ヤリスはヤリスクロスが牽引とあります。
ライズもヤリスクロスもコンパクトSUVというタイプですので、このあたりに人気が出ているようです。
コロナ禍で、遊びにいくのも、繁華街をさけ、キャンプやドライブなどが人気になり、街乗りに適した軽から、遠出に適した登録者、中でもSUVに人気が移っているのではないでしょうか。
コロナはいつまで続くか分かりませんが、一つの時代の変換点になる出来事だろうと思います。この新車の販売実績も、時代を映しているように思います。