Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

Vital English/Vital Japan

参加してきました

 

昨日、田町の港勤労福祉会館で開かれた、Vital Japanが開催しているViral Englishというものに参加してきました。Vital Japanは国際プロフェッショナルのネットワークで、Bilingual Professional NetworkのVital Japanの他に、別にVital Englishという英語勉強会を開催している団体です。

ネットで英語の勉強会と入れて検索していたら、たまたま見つけて面白そうなので参加しました。三井物産出身のITコンサルタントの小田さんという方が作られた団体のようです。

私の英語レベルでは、Vital Japanは無理なので、Vital Englishに参加です。 

vitaljapan.com

 

●最近、通いだしたBizComと同じで、ice breakingから始まり、dialogの説明やroll playing があり、多少のFree convesationなどのactivityもあり、色々な方を相手に、英語のSpeakingの練習ができるというものでした。英語の勉強については、似ています。講師役の小田さんの英語のスピードがネイティブ並みというのが違いでしょうか。

参加者は20代~40代中心で、参加者の皆さんの発音も非常に良く、ちょっとレベルが高いなと思いました。合計、100人ぐらいでしょうか。

6:00PM-9:15PMまでで参加費は1000円と非常に安く、その後、飲み会(3000円)も設定されており、充実した内容です。

 

●飲み会のときに、色々お聞きしたところ、IT技術者、役所、有名企業勤務の方など、良い仕事をされている方が多いと思いました。意識の高い人が多いということでしょうか。

 

●最近、通いだしたBizComと参加メンバーは良く似ているように思います。

BizComが、TOEIC教材のようなものを使っており、中学高校の時の英語のよく出来る先生に英語を教えていただいている感覚なのですが、Networkingを目的にしているVital Englishは、だいぶ違うのだと思います。

当面は、インプットはBizComで、アウトプットの練習の場がVital Englishというのが良さそうに思いました。

また、BizComの私が行っているクラスが、木曜の夜なので、仕事の後で疲れているので、そのまま帰るしかないのですが、Vital Englishの方は、土曜日で仕事をしていないので元気ですので、飲み会に参加できるというのが一つの違いです。

7月には、実践ビジネス英語の杉田敏さんの講演会もあり、これにも行こうと思っています。

 

●3月から転職して研修期間中のような感じだったのですが、6月になり、徐々に仕事も増えてきて、時間がタイトになってきました。どこまで、参加出来るか分かりませんが、この一年は、出来るところまで参加してみようと思っています。

 

●こういうネットワーキングのチャンスですが、東京にはいろんなものがあると感じました。最近は大阪などにもこんなものがあるのでしょうか?

きらら、あかね 何の名前?

三菱東京UFJ銀行の社名変更案だったもの

2017年6月7日付の産経新聞のネットニュースで、三菱東京UFJ銀行のTOP交代に絡んだ、社名にまつわる話が出ていました。

www.sankei.com

三菱東京UFJ銀行では長いので、短くするために、「きらら」「あかね」という候補も検討されていたようです。それが、一旦は、「MUFG」に決まりかけ、「三菱」を残すべきとのOBの反対があり、結局、5月15日に発表で、来年4月から、「三菱UFJ銀行」となると決まったとあります。

記事はTOPやOBなどの話がメインで、社名・ブランドの話が補足的に紹介されています。詳しくは、記事をご覧ください。

 

nishiny.hatenablog.com

 

コメント

●普通に考えると「MUFG銀行」しかないと思ったのですが、OBは「三菱」が必要と考えたようです。反対に、金融庁は、OBが経営判断に影響を与えていることが問題と考えるようです。社名・ブランドの話ですが、だいぶ複雑ですね。

 

●では、これから、どうするかですね。

 

●旧「UFJ銀行」は、三和銀行東海銀行が合併した会社のようですが、この旧三和銀行東海銀行の頭文字は、UFJには入っていません。

Wikipedeiaによると、UFJUnited Financial of Japan( ユナイテッド・フィナンシャル・オブ・ジャパン )の頭文字ということです。

 

UFJが抽象名詞であり、海外では全く知られていないとしても、日本では今やそれなりに知らているということを考えると、UFJ部分を残すとなります。「J」は、Japanの国コード代用品ですので、可変と考えると、重要部分は、「UF」となります。

 

国ごとに、Mitsubishi UFCN、Mitusbishi UFUS、etc.にするとして、

グループの名称を、M(itsubishi) UF G(roup)にすると考えれば、何とか、整合性は図れるように考えました。

 

そして、5月15日の発表を変えにくいものとすれば、グループ名称やホールディング名称である「MUFG」は、露出を押さえて、今後は、日本のみならず、海外も、露出するような名称は、「三菱」「Mitsubishi」を冠する方向に、舵を切るのが得策ではないでしょうか。

特に海外は、店舗数も少ないと思いますので、あり得ないことはない戦術と思います。

一度、三菱東京UFJ銀行でブランドマネジメントを担当されている方のお話を伺ってみたいところです。

 

●余談になりますが、大昔、まだ、サービスマーク登録制度もない時代、金融機関の名称決定は、役所に決定権があったと聞いたことがあります。

例えば、メーカーの資本の入っている証券会社があったとして、ブランドネームが共通だった場合、役所からは、ロゴは違うものを使うように指導があったということでした。

金融会社がメーカーの子会社・関係会社と見えるのは、よろしくないという指導だったようです。

今は、金融機関の名称も、役所の手を離れ、基本は当該企業の判断と、既存の商標登録を中心に判断することが当たり前の時代になっています。この意味でも、サービスマークの登録制度は、社会的に意味のある制度だったのだと思います。

平昌(ピョンチャン)五輪マスコット

虎と熊のキャラクター

2017年6月3日の朝日新聞夕刊に、2018年に韓国の平昌(ピョンチャン)で開かれる冬季五輪のキャラクターの話が出ていました。

www.asahi.com

当初は、大会組織委員会は公募で決めようとしたが、ふさわしい作品がなく、あらためてデザイン会社と専門家チームが作製したというものです。

キャラクターは、調査で人気が高かった虎と熊を題材にし、名前は、白虎は「スホラン」、ツキノワグマは「バンダビ」というようです。

組織委員会でマスコットを担当する広報局長も、全く新しいストーリーのあるキャラクターをつくるには専門家の高度な力が必要だとし、ネガティブな意見はなく、好感をもたれているという話が紹介されていました。

 

コメント

●キャラクターを、公募で作ることの難しさがわかる話です。

オリンピックで、全世界に注目されますので、ある程度の質を担保しないといけないですが、そうすると公募では難しかったということだと思います。

例えば、ディズニーのキャラクターは、アニメ映画のストーリーがあり、そこに専門家がキャラクターデザインをして、ハイレベルのキャラクターができています。

キャラクターの作製は、一人のデザイナーでは無理で、公募で行うのは、もともと無理があったのだと思います。

 

●一方、6月7日に発表された、大阪万博招致のシンボルマークなどは、まだ、公募でも可能なようです。こちらも世界観などもあるでしょうが、ストーリー展開などはあまりなく、一人でも可能ということだと解釈しました。

 

●公募して、一般人を巻き込んで投票してもらい、シンボルマークやキャラクターを盛り上げたいという事務局側の思いは良くわかりますが、チームですべきものと、個人でも可能なものは、区別が必要と思いました。

 

●韓国なので虎は分かるのですが、なぜ、熊なのでしょうか?確か以前のソウル五輪のキャラクター虎でした。熊というとモスクワ五輪の子熊のミーシャを思い出します。韓国がツキノワグマで有名だという話は聞いたことがなかったので、疑問に思いました。

虎にすると、前と同じになってしまうので、変化が必要だったということでしょうか。

 

●ちなにみ、キャラクター自体は、著作物として著作権の保護の対象であり、商標法の保護対象ではありません。

また、キャラクターの名称も、著作物であるキャラクターの名称にすぎません。基本は自由な世界です。

ライセンスビジネス等しようとすると商標権があると便利ではありますが、期間限定でもありますし、世界が味方でもありますので、キャラクター名称に商標権取得までは不要と思います。

2025大阪万博招致ロゴ

シンボルマークが決定

大阪万博の招致のシンボルマークですが決まったようです。

案の3つめにあった、絵文字で、笑いを表現したようなマークです。

www.asahi.com

朝日新聞によると、一般投票は6177件で別の作品が最多だったが、デザイナーら7名の選考委員が採点して、このマークになったということでした。

 

私も一般投票しました。そのときにメーリングリストに入ったのですが、事務局からメール連絡がありました。

下記のようなメールです。

2025年の大阪・関西での国際博覧会の実現に向け、オールジャパン体制で誘致活動を行う「2025日本万国博覧会誘致委員会」において、このたび、誘致ロゴマークを決定しましたのでお知らせします。

作品は、2017327日~51日の期間に応募された1,331件の中から、一次審査、商標権・著作権調査、一般投票を経て選定委員会により決定しました。作品へご応募いただいた皆さま、また、一般投票いただいた皆さま、ありがとうございました。

最優秀賞 ・・・ 大川 幸秀様

優秀賞  ・・・ 彦根 正様

説明があると、うれしいですね。

 

コメント

●1970年の大阪万博のときのマークのイメージもありますし、笑っているように見えるマークは、大阪の街が盛り上がるためには、良いマークだと思います。

 

大阪万博は「医療や健康」がテーマのようですが、「食」や「笑い」は大阪が得意とする分野です。この「医療や健康」と「食」や「笑い」は密接な関係がありますし、これらを前に出すと、パリに負けないと思います。

 

6月13日14日(現地時間)にパリでBIE総会があり、榊原会長、松井会長代行がプレゼンをするようです。

イメージキャラクター(アンバサダー)を、ダウンタウンが担当しているようですが、海外向けのプレゼンどうするのでしょうか? 

 

 

●このシンボルマークですが、防衛的に多少の商標調査や商標出願もしていると思いますが、あくまで招致のためのシンボルマークです。

正式に大阪に決まれば、正式ロゴは後に出てくると思います。そうすると、商売ベースの商標的に考えるのではなく、あくまで著作権的に考えた方が良いのではないでしょうか?

そもそも、商業化が進んでいるオリンピックと、それほどでもない万博という違いもあります。

 

使い方もあまり縛らず、自由に、copy rightではなく、copy leftでやった方が良いと思います。下手な使い方をする人が出てきて云々という議論もありえますが、今はインターネットもプリンターもSNSも、皆使い慣れている時代です。

 

事後的に問題のあるものだけをチェックするぐらいの自由さでやってみて、管理の強かった東京オリンピック(招致・正式)系のものと、違いを出してはどうでしょうか?

 

無責任だから言えるのですが、マークで盛り上がれると思います。 

 

nishiny.hatenablog.com

 

フェイクニュース

スローニュース

2017年5月27日の日経に、「フェイクニュース 歪む社会 下」「虚偽と戦う『スロー』」というタイトルの論説がありました。

www.nikkei.com

  • フェイスブックが、6月8日の英国総選挙を控え、英国の主要紙に「フェイク(偽)ニュースを見分けるコツ」というタイトルの広告を出した。昨年の米大統領選挙で偽ニュース対策が十分でなかったと批判されたことからの対策。偽ニュース拡散の温床となる数万の偽アカウントを削除。
  • グーグルは、信頼できるサイトが上位にくるようにアルゴリズムの見直し。報道機関や専門組織の協力のもと、信ぴょう性が疑わしい情報にはファクトチェックの結果を併せて表示する機能導入。
  • フランスのAFPや、英国のBBCも、ニュースの事実検証をする専門部隊を立ち上げ。

ということで、「フレーキング(速報)ニュース」だけを競うのではなく、正確さや背景を解説する「スローニュース」を強化しているという内容です。

 

コメント

「スローニュース」は、「スローフード」あたりから来た言葉だと思いますが、”New”の複数形から”News”の言葉ができたのだと思いますので、「スローニュース」という言葉は矛盾を含んだ、面白い言葉だと思います。

 

以前は、マスコミしかありませんので、多少の思想背景で解説は変わるとしても、事実の部分については、どの新聞やTVでも対して異ならず、一般人はそのまま信じてよかったと思います。

しかし、SNSが広がって、一般人がマスコミに替わり、ニュースを流すことが可能になりましたので、フェイク(偽)が混じり、フェイクも数多く集まると本物のように見えて、事実と虚偽の見分けがつかなくなるというのが今の状態なのだと思います。

 

そのための対策を、SNS事業者や検索エンジンといったプラットフォーム事業者も始めたということだと思います(Facebookザッカーバーグは、良きにしろ悪しきにしろ、本当にいろんなところで話題の中心になる人ですね)。

 

以前、知財協会の商標委員会で外国商標の小委員会にいたことがあり、そのとき、小委員会の各社に流れてきている各国代理人からの法改正情報を私のところに転送してもらい(FAXだったのですが)、私が一覧表にまとめて小委員会のSさんに報告し、知財協会の資料にするという仕事を1年やりました。

そのとき、Sさんの指示で、ある国の法改正情報があったとしても、1つの代理人からしか連絡のない情報は、参考情報扱いとして、皆さんにお知らせするのは、2つ以上の代理人から同じニュースが来たものに限ると言われてました。

これなども、フェイクニュースを見極める方法なのではないかと思いました。

 

最近、Googleで検索していて、問題ある検出例の報告というのが出てきます。検索エンジンの表示結果に虚偽の情報があると、フェイクニュースと同じですので、その発見・チェックに一般利用者も参加してもらっているということなのだと思います。

マーク・ザッカーバーグ

ハーバードの卒業式スピーチ

ネットを見ていたら、Facebookマーク・ザッカーバーグのスピーチがあり、スティーブ・ジョブズの「stay hungry, stay foolish」に匹敵するスピーチというので、英語の勉強を兼ねて見てみました。

まずは、Youtube


Facebook CEO Mark Zuckerberg delivers Harvard commencement full speech

 

日本語のスクリプトもありました。翻訳ありがとうございます。助かります。

www.huffingtonpost.jp

 

英語のスクリプトもあります。

www.businessinsider.com

 

内容的には「目的」です。それは個人の目的ではなく、社会に良い影響をあたるという高次の社会的な目的をつくり、達成しようという話です。

Facebook創業時に仲間が去った。これは皆つながりたがっている、社会をつなぐんだという目的の共有ができていなかったためというところからはじまり、

これからの処方箋として、

  • 大きくて意味のあるプロフジェクトを語る。例えば、ソーラーパネル地球温暖化防止、オンラインで直接投票する制度。
  • 平等性を再定義して、誰もがその目的に参加する自由を持つ。例えば、GDPではなく、どれだけ意味のある人生を送れているかを指標にする。ベーシック・インカム導入。
  • 世界規模のコミュニティを作る。そのために、家でもスポーツチームでもなんでも良いので、ローカルコミュニティを立て直すことから始める。

という内容を話しています。詳しく読んでもらった方が、理解できると思いますので、内容は、スクリプトをお読みください。

 

コメント

ザッカーバーグは33歳でミレニアル世代。2000年前後に成人を迎えた世代で、日本のゆとり世代を同じ年代です。この世代が社会を引っ張っていくのだと思いました。

ジョブズのスピーチは、ヒッピー文化の雰囲気も残り、社会への反抗という側面も見え隠れしますが、ザッカーバーグは真正面です。Youtubeには、中国人の奥さんも何度も出てきます。

 

少し前まで、会社と家の往復でした。今だけという話もありますが、転職したばかりで時間に余裕があるのと、気持ちが前向きなので、今までで一番いろいろなところに顔を出しています。

商標協会の各種会合に参加し、以前の会社の先輩後輩と飲み会し、英語学校に行き、何もないときは日比谷図書館に行き、ネーミングの講演会に出て、英語勉強会に参加する。コンサートにも行く機会も増えました。ブログも4か月続けています。

 

それでも、商標協会参加と飲み会(とブログ?)以外は、非常個人的な活動ばかりであり、サッカーバークのいう大きな目的まではほど遠く、身近なコミュニティへの参加になっているかどうかという状態です。

 

ましてや大きな目的となると、自分とは距離感があります。やりたいと思うことはあります。商標の世界とブランドの世界は非常に近いものでありながら、残念ながら並行的で交わることがなく、これは社会の損失ではないと思っています。双方のコミュニティの相互理解を深めることは意味あることだと思います。

ザッカーバーグ流にいうと、誰かがやるんではない、自分でやるんだとなるのですが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜の花博誘致

2026年に開催

博覧会の話題の続きですが、2017年5月25日の日経の横浜版に、横浜市が2026年に開催が決まっている、国際園芸博覧会(花博)の誘致を本格化するという話がありました。

www.nikkei.com

2015年に米軍から返却された旧上瀬谷通信施設を活用するようです。花博は、1990年に大阪で開かれたことがあるものと同じで、園芸や造園産業の振興を目的にした国際博覧会の一つのようです。

上瀬谷通信施設は、旭区と瀬谷区にまたがり、約242ヘクタールの広さがあり、起伏も少なく、花博に適しているとしています。

開催後は、公園や宅地となるようです。道路の拡幅や上下水道などのインフラ整備も併せて計画するようです。

 

コメント

●2020年に東京オリンピックパラリンピックがあるのは既決事項です。

また、大阪では2025年に大阪万博の誘致を狙っており、その翌年の2026年に横浜が花博の招致を狙っています。

国際博覧会が2年連続で日本であることもないと思いますので、この横浜市の動きは、大阪万博は負けるというときの対策なのかもしれません。

2025年の万博の開催地は、2018年11月に決まるようです。大阪が万博招致でパリに勝てば、横浜は少し先に延ばすつもりかもしれません。

一方、大阪が万博招致でパリに負けるならば、横浜としては、今から準備をしておかないと、2026年には間に合わないというところなのでしょうか。

 

横浜市は大きな市ですので、都市部と住宅地と自然公園・市民の森など、色々な顔のある都市です。

 

横浜市にはすべきことが山のようにあります。住宅地については、東京と違って電柱の地下埋設は手付かずです。都市部も、山下ふ頭付近に統合リゾート(IR、カジノ)構想も議論があります。市役所の移転ももめているようです。球場についても構想が複数あるようです。一番大きな課題は、みなとみらいで、最近でこそ企業も多少増え、マンションが建ってきたので目立たないですが、基本的に空き地だらけで、ランドマークタワーは2015年に減損処理されています。総体的に、東京に比べて、都市の魅力が低いように思います。

都市部の再検討もできていない横浜市で、旧上瀬谷通信施設まで、手が回るのかと正直思います。

住宅としての価値も、以前は、横浜に工場が多く勤め先があったのですが、今は勤め先は東京に偏重しており、したがって住宅地としての価値も東京に移っているように思います。

今、横浜市に必要なのは、横浜に適した産業を作ることだと思います。産業があれば自然に人が集まってきます。

さいたま市は、盆栽の街として有名になってきています。大阪万博の場合は、医療と健康がテーマですが、大阪には製薬会社と阪大医学部という蓄積があります。

横浜市に、園芸、造園会社があるのか知らないのですが、会場の上瀬谷地区をその産業集積地にし、園芸・造園産業を横浜の産業にするというのであれば、今回の花博の話も筋が良いと思います。どんな感じなのでしょうか。