Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

商標・ブランドについての気付き

キユーピーの「ディアレ」の広告

少し気になりました 2021年1月11日の朝日新聞に一面広告で、キユーピーの機能性表示食品「ディアレ」の広告がありました。 キユーピーの通販会社の株式会社トウ・キユーピーという会社の広告です。残念ながら、広告自体は本誌を見ていただく必要があります。…

「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」の発売中止

発売前に発売中止 2021年1月8日のファミリーマートとサッポロビールのニュースリリースに、誤表記が原因で、新製品が発売中止になった話があります。 「サッポロ 開拓使麦酒仕立て」発売中止について|ファミリーマート|ニュースリリース (family.co.jp) 「…

2つの類似品にご注意くださいの広告

ブロッコリースプラウトと龍角散 2020年12月23日の日経に、村上農園の「ブロッコリースプラウト」の1面広告と、別のページには龍角散の「龍角散ダイレクト」の広告があったですが、双方とも、メインのコピーは、「類似品にご注意ください」でした。 意図して…

年間360時間の残業規制

達成するにはIT化が必須? 2020年4月から中小企業でも、残業時間が360時間/年となっています。厚生労働省のWebサイトにある、「時間外労働の上限規制 わかりやすい解説」によると、次のような説明があります。 時間外労働の上限規制 | 働き方改革特設サイト…

ココカラ〇〇

カルピスの「ココカラケア」の広告を見て 最近、新聞広告で、よくカルビスの「ココカラケア」の広告を見ます。カルピスの別のサプリを買っているのでサプリのダイレクトメールも来るのですが、どうも「ココカラケア」は、今、カルピスの一押しの商品のようで…

アサインバック その2

もう少し考えてみる 2020年12月18日の記事に書いた、アサインバックの有効性をもう少し考えてみたいと思います。 nishiny.hatenablog.com パテント誌 2020年12月号の山口先生の論考で、アサインバックで得た商標権には無効の可能性があるというところからで…

日立の海外家電事業の売却の記事

整理をすると 2020年12月12日の日経電子版に、日立製作所の海外事業の株式6割売却の話がでていました。 日立、海外の家電事業売却 トルコ大手に持ち分の6割: 日本経済新聞 (nikkei.com) 日立製作所は家電の海外事業をトルコのアルチェリクに売却 家電は日立…

アサインバック

弁理士法との関係 パテントの2020年12月号の弁理士の山口朔生先生の「アサインバックと弁理士法」という論考を読みました。 アサインバックは、先願登録商標に類似する商標を権利化したい後願出願人が、先願商標登録者に依頼して、一旦、先願商標登録者に出…

持株会社と知財権の帰属と管理

少し前の記事ですが 最近、ソニーやパナソニックが持株会社化するという話があり、持株会社と知財権の帰属について、検索をしてみました。 デロイト・トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社の小林 誠さん(当時)の記事がありましたので、読んで…

日本標準産業分類表と類似商品・役務審査基準

改定頻度と大きな違い 類似商品・役務審査基準が参考にした(特に、商品の部分)といわれる、日本標準産業分類のWebサイトを眺めています。 専門家ではないので、以下は、素人の感想です。 初版は、昭和29年(1949年)です。 最新版は、平成25年(2013年)改…

サービス業の収益見込み

16%の減収見込み 2020年11月4日の日経に、日経の集計ということで、2020年度のサービス業の収益見込みが記載されていました。 サービス業、2020年度16.7%減収見込み 本社調査: 日本経済新聞 35業種中、23業種が減収見込み 463社を比較。 売上高は、前年比16…

商標登録件数上位10社

2019年のランキング 2020年3月に発行された特許庁ステータスレポート2020に出ているランキングをみています。 サンリオ(470件、前年2位) 花王(469件、前年3位) 資生堂(385件、前年1位) ジャス・インターナショナル(271件、前年369位) 小松マ…

統計資料から

日本と海外との「商標のやり取り」 2020年3月に発行された「特許庁ステータスレポート2020」と2020年7月に発行された「特許行政年次報告書2020年版(本編)」に、日本と各国の商標出願のやり取りの表(グラフ)があったので、見ています。 ●「特許庁ステータ…

読んでみました

Branding(ブランディング) インターブランドの中村正道さんの「Branding(ブランディング)」(日経文庫)を読んでみました。 ブランディング (日経文庫) 作者:中村 正道 発売日: 2019/12/14 メディア: 新書 会社員時代に、インターブランドの方とは接する機…

買いました(これから読みます)

新・商標法概説【第2版】 小野昌延先生、三山俊司先生の「新・商標法概説【第2番】(青林書院)」を買いました。 新・商標法概説 作者:昌延, 小野,峻司, 三山 発売日: 2013/03/01 メディア: 単行本 帯に「実務家のための本格的概説書」とあり、平成26年商標…

3条2項の機能論

識別性(distictiveness)と識別する(distinguish) 2020年5月号の大塚教授の論文の続きです。 商標が特徴があって識別力を有すると登録されるが、特別の特徴がなく識別力がないときは登録されない(3条1項)。しかし、識別力がない商標であっても使用され、…

使用主義と登録主義

小野先生の商標法概説(有斐閣)で確認 大塚教授の2つの論文を読んで、使用主義を「登録要件として使用を要求する考え方」としている点と、3条2項を識別性(識別機能)の獲得ではなく出所表示機能の獲得(識別性が無いものはない)という2点が気になりました…

不使用取消審判における使用の意義

パテント 2017年9月号 昨日の大塚教授の論文で紹介されていた、同教授の上記のタイトルの論文を読みました。 https://system.jpaa.or.jp/patent/viewPdf/2898 大塚教授は、不使用取消審判でも商標的使用が必要という立場です。 平成21年の調査で、インターネ…

商標機能論の拡張

パテント 2020年5月号 パテントの2020年5月号の大阪工業大学の大塚理彦教授の「商標機能論の拡張」というタイトルの論文を読みました。 3条1項は、一応、識別力としていますが、特別顕著性説のような理解をされているようです。ある商標は特徴がなく、そもそ…

スーパーのチラシ

ほとんど同じような内容 数日前に新聞に入っていたマルエツのチラシを見ています。 内容としては、 1.(表紙面に)店内混雑緩和への取り組み ・チラシ特売の中止 ・クーポン、ポイント等の中止 ・過密状態になったら入場制限があることの告知 2.店舗営業…

シリーズ商標の紹介

香港の弁護士の論説 2020年2月号のAIPPI誌に、香港の弁護士さんが書いたシリーズ商標を紹介する論説がありました。タイトルは、「商標の権利範囲を拡張する手段:香港におけるシリーズ商標出願の活用」です。 Series trade markは、一つの出願に複数の商標の…

GMOの熊谷会長と日本電産の永守会長

テレワークについて 2020年4月14日の朝日新聞にGMOの熊谷会長兼社長の話がありました。 GMOは国内で感染が拡大する前の1月末に、いち早く在宅勤務を実施 渋谷周辺の中国人観光客から従業員が感染するおそれを察知 システムの準備はあった。また、東日本大震…

知財侵害の刑事罰

模倣品とそれ以外(「故意」を中心に) 2020年3月号のパテントは、「知的財産と刑事罰」という特集であり、巻頭の論考は弁護士の近藤惠嗣先生の「知的財産侵害に対する刑事罰ー理論と実務ー」でした。 比較的読みやすいですので、是非、現物を読んでもらいた…

不使用取消被請求時の提出資料

大変勉強になりました 2020年1月号の知財管理に、弁理士の大野義也先生が「商標不使用取消請求の答弁書資料の総括ーASEAN及びBRICS-」という論説を発表されています。 不使用取消請求を受けた時にどのような資料を提出すれば、使用があったと認定されて、不…

「型式名の使用と商標の保護」を読みました

知財管理 2019年12月号 知財管理の2019年12月号に出ていた、竹原懋(つとむ)弁理士の標記のタイトルの論文を読みました。サブタイトルに「商標権の効力の及ばない範囲」とあります。 紹介されていた判決は、大阪高裁平成31年2月21日判決、平成30年(ネ)第2…

パテントの商標の特集2

小売等役務制度 昨日に引き続き、パテントの2020年2月号の」「商標」特集を読んでいます。今日は、山田朋彦弁理士の「小売等役務制度に関する事例紹介と今後の課題について(制度導入から十余年を経て)」を読みました。 小売・卸売サービスの登録が始まった…

自他商品識別力と識別性の違い

両者は同じもの? 2020年2月号のパテントは「商標特集」なので、色々と勉強になりそうです。ざっと読んでみようと思います。 個人的に一番とっつき易いのが、平成28年度、29年度、30年度の歴代商標委員会委員長が分担して記載してる「商標制度において検討す…

ブランド・商標管理の役割分担

知財管理2020年2月号 知財管理の2020年2月号に、「グローバルなブランド・商標管理における本社、地域統括企業、ローカル企業の役割」という論説がありました。商標委員会の第2小委員会がまとめたものです。 グローバルブランド(コーポレートブランド、プ…

フォーラムに行ってきました

顧客体験(CX)の構築とマーケティング・流通、ブランド戦略ーデジタルとアナログー 2019年11月26日、関西大学東京センターで行われた、ブランド戦略研究所(BSI)のフォーラムに参加しました。 関西大学の陶山計介先生が理事長をしているBSIのフォーラムです…

メニューの商標

メニューも商標か? 2019年10月8日のFoodistに、繁盛店のメニューについての記事がありました。 繁盛店の「メニュー名」を考察。注文数アップ、声掛けにもつながる名付け方は? | Foodist Media by 飲食店.COM ネーミングは重要ですし、飲食店のメニューは売…