各地でイベント
2019年10月14日の朝日新聞の「文化の扉」に「バウハウス 造形に革新」という見出しでバウハウスの紹介記事がありました。
今年はバウハウスがドイツのワイマールで開校して100年ということで、各地でイベントがあるようです。
- 「バウ」は建築。「ハウス」は家
- 校長のグロピウスは、「すべての造形活動の最終目標は建築」と宣言
- 生徒は、半年の基礎教育の後、家具、金属、陶器、織物などの工房教育(専門課程)を受け、建築に進む
- 工房ではブロイヤーのスチールパイプ、ブラントのシンプルで機能的な照明器具
- 産業都市デッサウの校舎
- ナチスの弾圧で閉校して、教授陣はアメリカに。世界に広がる
- 日本では、桑沢デザイン研究所がバウハウスをモデルにしたもの
- 照明デザイナーの石井幹子さんも高校一年生のときに見た「グロピウスとバウハウス」展に影響を受けた
- 「きたれ、バウハウス」展は、12月1日まで、西宮大谷記念美術館で。高松、静岡、東京にも巡回
- 東京・高井戸の「ミサワハウスバウハウスコレクション」は、11月15日から企画展
コメント
バウハウス開校100周年なので、記念行事があるようです。
建築やデザインの専門家ではなく、弁理士、意匠担当者あるいはブランドマネジメントの担当者として、デザイナーとは良く話をしました。プロダクトデザインを担当するインダストリアルデザイナーもそうですし、広告などのグラフィックデザイナーもそうです。
バウハウスの流れにあるような、モダンデザインが好きな方が多いように思います。非常に個人的な印象ですが、特に、広告のグラフィックのデザイナーにその傾向があるように思います。
建築家だけではなく、デザイナー、広告関係者、将来このような仕事に就きたい人にとっては、非常に魅力的な展示会なのだと思います。
東京では、東京ステーションギャラリーで行われるそうですが、2020年7月17日(金) ~ 9月6日(日) とありますので、だいぶ先のことになります。
巡回展「きたれ、バウハウス」開催館:東京ステーションギャラリー – bauhaus100 japan
ミサワハウスのバウハウスコレクションは、所蔵品も多いようですし、是非、見に行きたいのですが、予約制ということです。
ミサワバウハウスコレクションとバウハウス100周年|ニュース&トピックス|ミサワホーム総合研究所
グロピウスが云うように建築が、すべての造形活動の「最終目標である」かどうかは分かりませんが、建築は総合的な造形活動であることは、その通りだと思います。
建築物が意匠の対象となるという記念すべき年ですので、この年にバウハウス開校100年の展示会を見に行くもの悪くないなと思います。