facebookとFACEBOOK(ロゴの話)
2種類のロゴの使い分け
最近のfacebookのロゴは次のロゴです。いつ変わったのか、明確には分かりませんでしたが、実際に変わっています。
(現在のfacebookのロゴ)
(古いロゴ)
以前のロゴとの大きな違いは"a"の文字ですが全体にスッキリした感じです
(アイコンも変化)
アイコンも変わっています。facebookでは、このアイコンのことを、「f」ロゴと言っているようです。こちらは2019年5月頃に変更されているようです。
【2019年更新】Facebookロゴが新しくなりました(新旧比較画像・ダウンロードリンクあり)
最近のものは、右側の丸いものです。以前のアイコンは四角の右側に"f”の文字があり、このあとに"acebook"の文字が続いていることを感じさせるロゴだったのですが、最近のものは、真ん中に”f”の文字が来ています。
また、ブルーが鮮やかです。”facebook"ロゴの色とは違う色ですので、一貫性はありませんが、Twitterのアイコンが同じような鮮やかなブルーであり、それに対抗した感じです。
スマホの中で、アイコンの視認性を向上されるには、鮮やかにする必要があったのでしょうか。
しかし、ブランドロゴである”facebook"の色を変えてしまうのは、ブランド表示の一貫性という意味では、反対論がありそうです。
そんなこと、専門家の議論であり、消費者はあまり気にしていないのかもしれません。
先日出席した、ブランド戦略のフォーラムでも、マーケティング専門家のいう一貫性より、消費者の感じる一貫性は、すこし、違いがあるということを聞きました。
消費者は、より抽象的なレベルで、企業の一貫性を感じているようです。
最近の話題(2019年11月)は、下記のFACEBOOKという大文字だけの、企業ロゴです。いろんなところで紹介されています。
Facebook、企業の新ロゴを発表 InstagramやOculusの親会社であることをより明確に - ITmedia NEWS
(もう一つのFACEBOOKロゴ)
こちらは、企業ロゴという整理のようです。InstagramやWhatsAppというサービスに、サービスの出所を示す意味で、”from FACEBOOK”と書くようなときは、こちらのロゴとあります。
また、IRや会社案内では、こちらの大文字だけのロゴが使われています。この大文字のロゴは、色が変化するようです。例えば、Instagramに使いときは、Instagramと同じような色になります。ロゴの使い方からすると自由です。
サービスのfacebookロゴと、企業ロゴのFACEBOOKを使分けているところが、面白いところです。
通常は、主要なサービスのロゴを、企業ロゴとしても使います。主要サービスは露出の機会が多いので、認知されています。その認知されているものに、合わせようという思想です。
確かに、Instagramに、facebookロゴが出ていると巨大企業に情報をコントロールされているような違和感がでるので、それを少し、和らげることができるのかもしれません。
私見ですが、日本企業が会社名をロゴ化していることがありますが、それと同じ効果があるのかなと思いました。
会社名なら、株式会社やCorporationなどの文言がありますが、ロゴにすると、それが会社名と見えなくなって、ブランドロゴに見えます。
消費者からすると、株式会社やCorporationの部分は、日常会話的には無視している部分ですので、今回のFACEBOOKの動きは素直に理解できます。
facebookサービスは”facebook"ロゴで、企業を示すときは”FACEBOOK”ロゴというようにコントロールをするのは、ブランドロゴを使用する社員が多い企業では、非常に難しいコントロールですが、ネット上で展開する企業には、それができるということなんですね。