Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

自動翻訳の最新状況

第三世代AI、大量データ、カスタマイズ、音声翻訳、同時通訳

2020年7月6日の日経に、自動翻訳の最近状況のまとめ記事がありました。

自動翻訳、AI活用巧みに 第3世代、業種・個人に最適化 同時通訳並みも視野 :日本経済新聞

2016年に、ディープラーニングの一つのニューラル翻訳が登場。統計翻訳から飛躍的に精度が向上

2019年から、トランスフォーマーという第二世代に。どの単語に注目すれば良いかを「注意機構」で考慮

第三世代は、今秋から来年にかけて。人による模範翻訳とのズレが少なくなる。学習データも少なくて済む

  • 大量データ:

情報通信機構は、翻訳システムの対訳データを、1億文規模の対訳データを集める

  • カスタマイズ:

グーグルは、クラウドサービスで、ユーザー毎にカスタマイズ

ロゼッタ(T-3MT)は、カスタマイズのレベルを、単語・用語から、文体や言い回しのレベルに

  • 音声翻訳:

情報通信機能の「VoiceTra」が先行。これを利用したのが「ポケトーク」で全国の警察に5万台配備

アップルは、次世代iPone(iOS14)に、翻訳アプリを配備。Wi-Fi不要

  • 同時通訳:

情報通信機構などが計画。5年後に実用レベルの同時通訳システム開発

 

コメント

現在のグーグル翻訳は、トランスフォーマー技術の恩恵を受けているとのことです。

ロゼッタのT-400よりも、グーグルの方が、自然な翻訳になっていたりすることもあり、グーグル翻訳も、良くなっているように感じていたのですが、この技術でしょうか。

 

ニューラル翻訳というものが話題でしたが、昨年からはトランスフォーマーになり、今年からは第三世代になるとのことです。

記事には、第三世代になると

あり、翻訳結果が模範翻訳とのズレがなくなるとありましてが、詳しい技術の説明がありませんでした。また、技術名称もありませんでした。●●●技術と、技術名称がないと、今いち実感がわきません。

 

それはさておき、第三世代は、模範翻訳とズレがないということですので、期待できそうです。

 

nishiny.hatenablog.com

 nishiny.hatenablog.com

  

 

ロゼッタのT-400というものが以前、話題になっていましたが、この記事ではT-3MTというものが話題になっています。この世界は、どんどん進化しているようです。 

nishiny.hatenablog.com

 

さて、注目したのは、iOS14に音声翻訳のアプリが入るという点です。iOS14は秋に新型iPhoneに発売される時期に合わせてリリースされる予定で、ある程度前のiPhoneでは使えるようになるようです。

iOS14対応機種まとめ!サポート対象のiPhone発表!iPhone6sやiPhoneSEも対応! | Apple Life

今までアンドロイドだったのですが、iOS14を使ってみたくなりました。通信環境がなくても、OKというのも、良いなと思います。