若手社員のストレス増
2020年11月20日の日経に、コロナ下で、テレワークが広がるが、若手社員が他の世代よりもストレスを感じているという記事がありました。
若手ほどテレワークでストレス増 役割理解に不安か :日本経済新聞 (nikkei.com)
- アドバンテッジリスクマネジメントの調査
- 47社、10万人の調査で、昨年と今年を比較
- 25歳以下のストレスが、昨年に比べ1.3倍
- 一方、他の世代は、0.9倍に低下
- キャリアへの配慮(キャリア形成への不安)、役割・責任の理解の難しさ、がストレス要因に
- また、同僚とのつながりが希薄化気味
- 日本企業では直接のコミュニケーションで理解を深めるが、テレワークではその機会が得にくい
- 対策として、若手社員のケアのために、上司向けのセミナー
- 海外企業のCEOの話として、テレワークは、若手社員の学習機会を奪い、生産性が落ちる
コメント
この元ネタがWebサイトに掲載されていないかと思い、アドバンテッジリスクマネジメントのWebサイトを探したのですが、出ていませんでした。
そのかわり、若手社員向けの新サービスの紹介はありました。
コロナ禍でフォローが手薄になりがちな若手社員を心理専門家がサポートパーソナルトレーニング型プログラム「タフネス・アップ!メンタリング」発売 | アドバンテッジ リスクマネジメント (armg.jp)
テレワークは、若手以外の層では、10%もストレス軽減につながっているようです。ここは、テレワークのプラス側面です。
しかし、反面、若手には負担になっているようです。
25歳までというと、22歳で会社に入って3年目というところです。確かに、自分の経年でも、1年目~3年目までぐらいは、直属の上司、斜め上司、だいぶ上の上司、先輩、同期入社、など様々な人に接して、影響を受けました。
また、各種の研修会に参加する機会も多く、知識面でも大量に吸収した時期です。
この時期に経験したことや習得した知識は、一生の力になるように思います。
テレワークになり、リアルな面談等や研修会も激減し、この大切な時期が、上手く対応できないとなると、他の世代との差が出てきそうです。失われたコロナ世代になってしまう可能性があります。
政府が経済団体に、新卒採用を既卒者も3年程度は新卒者扱いにするように要請していますが、この記事は、首尾よく企業に入れた人も、不安を感じていたり、実際に他の世代との差がついていることを示唆しています。
折角、入った人材ですので、この世代が後々、活躍できるように、何らかの手を打たないといけない感じはしました。