原研哉さんの仕事、可愛いフォント
2021年3月1日のヤマト運輸からクロネコの新しいロゴが発表されました。
4月1日(木)から、新しい「クロネコマーク」の使用を開始~新たな価値提供を象徴する「アドバンスマーク」も新設~ | ヤマトホールディングス (yamato-hd.co.jp)
また、社名のフォントが作られたようです。
そのほか、白、黒、黄色、グレーを使った、カラーパレットもあります。
少し変わったところでは、アドバンスマークというものを新しいコーポレートブランドのクロネコマークとは別に作っているところです。
また、ブランド開発の状況がよくわかる、Youtubeのビデオがあります。
コメント
一見したところ、以前のクロネコのブランドロゴとあまり変わっていないので、この程度ならブランドロゴを変更する必要があるのかと思ってしまいますが、これはあると思います。
少しづつ、時代に合わせていくことは必要であり、欧米企業には、Philipsのように、気づかない程度のロゴ変更を5年に一度程度繰り返し、いつもロゴをアップデートしている企業もあるぐらいです。
以前のロゴ1957年制定とありますのので、すでに64年です。遅すぎるぐらいだとも言えますし、以前のロゴが素晴らしかったとも言えます。
クロネコのシンボルが、以前の要素を継承しているのは、良いことだろうと思います。
その替わりに、新しい試みが複数導入されているようです。
一つは、アドバンスマークで、これは開発途中で出てきたようなもので、クロネコを最先端に進化させたものだろうと思いました。本当なら、ブランドロゴ自体をここまで進化させてもよかったんでしょうが、段階を踏む意味があるんだろうなと思いました。
カラーバレットを決め、映像にあったトラックもシルバーボディに新クロネコのマークです。
今、緑と黄色のトラックが沢山走っているのですが、緑と黄色のトラックはどうなるのかと思いました。制服も緑で、最近リニューアルしたばかりのようです。
ヤマトグループ 新制服 リニューアル!|ヤマトホールディングス (yamato-hd.co.jp)
UPSのトラックを見ても分るように、この業界は、ブランドカラーやブランドの一貫性が重要な業界です。徹底したブランドの一貫性が重要です。
緑もヤマト運輸のコーポレートカラーです。トラックや制服は、今までのままと理解しました。
最後に社名フォントです。
可愛いフォントです。和文フォントと印象が似た、英文フォントまで作らています。さすがに、原研哉さんで、クロネコの新ブランドロゴとは親和性があいますが、このフォント、海外に打って出るには、ちょっと可愛すぎるかな思いました。
特に、英文フォントは海外の人の評価を聞きたいところです。可愛い=Cool Japanなのかもしれないのですが。