京樽買収とHD社名変更
2021年2月22日の日経電子版で、スシローグローバルホールディングスが、吉野家ホールディングスから京樽を買収するという記事を読みました。
スシロー、京樽を買収: 日本経済新聞 (nikkei.com)
とあります。
コメント
スシローはコロナ禍でもいち早くテイクアウトを広げたり、アプリをすぐに改定したりして、業績が悪くないと聞きます。
また、神明や元気寿司と組むという話はなくなったようです。
神明のM&A焦点 傘下の元気寿司とスシロー統合白紙: 日本経済新聞 (nikkei.com)
元気寿司は海外に強いですが、スシローは独自で海外に展開していくということだと思います。
あきんどスシローという会社があり、その親会社がスシローグローバルホールディングスで、このスシローグローバルホールディングスが、今回、京樽を買収したのですが、スシローグローバルホールディングスは、2021年4月1日、社名を変更することを発表しています。
IRニュース | 株式会社スシローグローバルホールディングス (sushiroglobalholdings.com)
新社名は、株式会社FOOD & LIFE COMPANIES (英文:FOOD & LIFE COMPANIES LTD.)とあります。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/3563/ir_material_for_fiscal_ym/89013/00.pdf
ロゴの説明や、「Vision」「Promise」「Principles」も、なかなかよくできています。
社名・ロゴの説明文
日々の食を美味しくすることで、お客さまの生活や人生までゆたかにしたい。
「FOOD & LIFEC OMPANIES」という社名には、そんな思いが詰まっています。
さらに、夢をともに実現する"仲間”という意味を込め、"COMPANIES”としました。
頭文字のFとLで地球をかたどったロゴマークは、
世界のすみずみにまで美味しさの喜びを広げていくさまを表現。
キーカラーは”海の青”と”大地の緑”で、未来まで続く食の恵みを象徴しています。
企業理念
変えよう、毎日の美味しさを。
広めよう、世界に喜びを。
PROMISE
期待以上のうまい!を提供します。
想像以上のワクワクを実現します。価格以上の満足を追求します。
PRINCIPLES
1. はみ出すくらいの挑戦:
変化しよう。成長しよう。時には、やんちゃでもいい。新しいことに、挑み続けよう。
2. ひたむきな誠実さ:
まっすぐ向き合おう、人々の健康と安全・安心に。そして、大切な地球環境に。
3.心をこめた感謝:
お客さま、従業員、取引先、生産者、地域、株主...すべての人に「ありがとうございます」。
4.プロとしての誇り:
一人ひとりが、その仕事のプロ。使命感、責任感を胸に、日々、こだわりに磨きをかけよう。
5.個性あっての多様性:
グループ力を無限に高めるために。個性を認め合おう。多様な持ち味を発揮しよう。
スシローの他は、Syareteaという台湾のお茶の店と、杉玉というお寿司居酒屋があり、それに持ち帰りずしの京樽が加わるようです。
Syareteaや杉玉は、まだ、これからですので、京樽が加わることで、ホールディングらしくなってきた感じです。
それも、基本は、寿司に特化しているのは、購買力の強化につながるので、良いことだろうと思います。
上記に引用した、社名・ロゴの説明文や企業理念から、おそらく今後のポイントは海外なんだろうと思います。
海外展開は、人材を含め一筋縄ではいかないので、海外に強い元気寿司との提携は、いいアイディアだったと思うのですが、スシロー単独で海外に出ていくことを選択したんだなと思いました。
ちなみに、中国語で、「スシロー」は「寿司郎」と、「株式会社あきんどスシロー」は、「株式会社商人寿司郎」いうのですね。
株式会社商人寿司郎 (akindo-sushiro.co.jp)