Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

アマゾンを騙る詐欺メール

対策はアプリ、ブックマークからの確認

2021年5月12日の日経(夕刊)に、偽のアマゾンからの詐欺メールが横行し、その件数が急増しており、対策としてメールにあるリンクをクリックせず、スマホであればアプリから、パソコンであればブックマークから、確認するようにという記事がありました。

偽アマゾン詐欺メール横行 注意必要: 日本経済新聞 (nikkei.com)

  • カードの有効期限が切れた。不審な注文があった。などの文言
  • カード番号を入力させる
  • カードを止める、金銭的被害があれば警察に届け出る
  • 4月のフィッシングメールの50.7%が、アマゾン。今年に入って約9万通の報告
  • フィッシングメールは、メール、あるいは、ショートメールでくる
  • フィッシングメールは増加。2020年で年22万4676通。前年比4倍
  • 2021年は4月末までに16万2651件
  • フィッシングメールは、不特定多数に送り付けてくる。アマゾンが多いのは、会員数が多いから。サービスを使っていれば、正規の連絡と混同され、だまさる可能性も大きくなる
  • 対策としてはフィルタリング機能もあるが、お勧めは正規サイトからの確認
  • そのため、アプリやブックマークから、アカウントサービスに入り、確認する
  • あるいは、メールはメッセージセンターで確認する

コメント

今日も、ショートメールにアマゾンのフィッシングメールが来ました。

 

昨年度に、フィッシングメールの件数が4倍になっています。巣籠り需要があり、アマゾンの売り上げは好調だったと思いますが、売り上げは4倍にはなっていないでしょうから、売り上げ増を凌ぐペースで、フィッシングメールが増えていることになります。

 

確かに、アマゾンを騙るフィッシングメールはよく見るように思います。少し前は、アップル(iTunes)が多かったのですが、完全にアマゾンが優勢です。

 

今回の日経の記事は、被害が拡大しているという注意喚起と、最後の対策に意味があります。

 

従来であれば、偽のメールか、本物かを見分ける方法として、アドレスの確認、誤字脱字の確認、などが推奨されていました。

Amazonを装った迷惑メールの見分け方と3つの対処法 (norton.com)

 

しかし、このような鑑定テクニックのようなものをアマゾン利用者の全員が理解するのは難しいと思います。

 

日経は、スマホであればアプリから、パソコンであればブックマークから、確認するという方法が紹介しており、確かにこれをすると効果はあります。コロンブスの卵的な方法です。

リンクというWebのメリットを放棄することになりますが、致し方ありません。

 

当該メールが、アマゾンの公式メールかどうかは、メッセージセンターで確認できます。やってみましたが、確かに確認できます。

 

アマゾンのWebサイトですが、もう少し分りやすければ良いと思いますし、アマゾンには、利用者にサイトの使い方を説明する責任があるのではないでしょうか。

スマホタブレット、パソコンのどの端末でも見れるようにするためのレスポンシブWebデザインのためでしょうか。用語が分かりにくいのは否めません。

アマゾン公式のYouTubeビデオを作って、分り易く解説すると良いのではないでしょうか(説明している、YouTubeはいっぱいありますが)。