Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

DX(デジタルトランスフォーメーション)

DX改革が明暗を分ける

2020年6月4日の日経の一面TOPに「DX改革 企業明暗ーコロナで鮮明に」という記事がありました。

DX改革、企業明暗 コロナで鮮明に ウォルマートやニトリ、落ち込み補う JCペニーやレナウン、実店舗頼み :日本経済新聞

  • デジタルトランスフォーメーション(DX)が企業の明暗を分ける
  • 米国企業はDXが進んでいるので、ウォルマートやディズニーは、店舗やテーマパークなどのリアルな落ち込みをネット販売や動画配信で補った
  • コロナでは、Zoomの他、ネット通販、ITは恩恵
  • アマゾン、アルファベット、フェイスブックウォルマート、ターゲット、メキシコ料理のチポトレが好調
  • 日本でもニトリマクドナルドが好調
  • DXの遅れは致命的な経営リスク

とあります。

また、同日の「きょうのことば」では、DXを紹介しています。

DX ビジネス・生活の質、ITで向上: 日本経済新聞

  • スウェーデンウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が、2004年に提唱
  • ITを活用したビジネスモデルの変革や、それに伴う業務、組織、企業文化などの変革も指す

事例としては、

  • 実店舗から、ネット通販へ
  • オフィス業務中心から、テレワークへ
  • ネット通販の販売動向分析
  • データのAI解析
  • ハンコの承認プロセスの廃止

とあります。

 

コメント

先日、BSIのズームのセミナーに参加したのですが、そのとき陶山教授がDXのことを話されていた。恥ずかしながら、この時、はじめてDXという言葉を知りました。Degital Transformationで、なぜだかDXとなるようです。

 

DXの代表例は、アマゾンのリコメンド機能のことであると説明されていました。また、2018年に経済産業省がDXの推進を提言しており、近年話題の言葉だったようです。

このあたりのことは、次のページにもあります。

【DX入門編①】今更聞けないデジタルトランスフォーメーションの定義とは? : FUJITSU JOURNAL(富士通ジャーナル)

デジタルトランスフォーメーション(DX)とは?言葉の意味を事例を交えてわかりやすく解説 | 株式会社モンスター・ラボ

 

新型コロナで、テレワークが突然普及して、これまで業務を見直す必要があったり、また、DXが進んでいる会社は新型コロナの影響が最小限、あるいは反対にプラスになっているので、がぜん脚光を浴びているようです。

 

商標業界でDXというと、COTOBOXやTORERUのようなAIを使った商標類似判断、出願のサービスがまず思いつきますが、もう一つ、マークアイやブライツコンサルティングのデータベースもあります。

企業でデータベースを入力するのは、時間がなかったり、ミスが発生したり、あまりお薦めできません。

それよりは、特許事務所や専門業者にデータ入力をしてもらう方がベターです。

ただ、特許事務所は、PATDATAなどのデータベースは持っているのですが、顧客にネットで公開できる仕様になっていないのが残念です。

JPDS|特許管理システムPATDATA

 

ID・PWで、顧客も閲覧可能、CSV出力可能になっていれば、顧客側で入力が不要になります。JPDSも、DXの一つとして、対応しくれないものかと思います。