2019年のランキング
2020年3月に発行された特許庁ステータスレポート2020に出ているランキングをみています。
- サンリオ(470件、前年2位)
- 花王(469件、前年3位)
- 資生堂(385件、前年1位)
- ジャス・インターナショナル(271件、前年369位)
- 小松マテーレ(252件、前年64位)
- パナソニック(217件、前年5位)
- ハーベイ・ボール・スマイル・リミテッド(210件、前年4位)
- コーセー(201件、前年9位)
- 三菱電機(186件、前年14位)
- 江崎グリコ(162件、前年12位)
とあります。
コメント
登録のランキングなので、出願したのは1年前ぐらいとすると、大略、2018年に出願したものが、このランキングに反映されているというところでしょうか。
サンリオと、花王の差は、1件だけです。花王としては、もう一歩で1位になれるというところです。
サンリオ、花王、資生堂、パナソニック、ハーベイ・ボール・スマイル・リミテッド、コーセー、三菱電機、江崎グリコは、前年もそれほど変わらない位置にいますので、大きく伸びているのは、
- ジャス・インターナショナル
- 小松マテーレ
です。
ジャス・インターナショナルと、ハーベイ・ボール・スマイル・リミテッドは、「スマイルマーク」の関係のようです。
もう一つの小松マテーレですが、衣料や資材のファブリックの会社だそうです。
1943年創業の会社で、従業員数1274名、連結売上が365億円とあります。石川県の会社です。北陸の会社は、最近、元気の良い会社が多いようです。
「小松」というと、建機の「株式会社小松製作所」をイメージしてしまうのですが、商標権・商標出願のボリュームでは、小松マテーレと小松製作所を比較すると、大差があり、小松マテーレの方が多いようです。
J-PlatPatの、出願人/権利者名検索では、
- 小松マテーレ:ヒット数1348件
- 小松製作所:ヒット数356件
というように、だいぶ違うようです。
小松マテーレの商標をさっと見ましたが、生地の名称なのか、技術ブランディングなのか、このあたりの出願目的は良く分かりません。
一点、分かったのは多区分出願をしておらず、単区分出願だけということです。料金が高くなるんじゃないのと思いましたが、何か意図があるのでしょうか。