Nishinyの商標・ブランド日記

商標・ブランドの情報です。弁理士の西野吉徳のブログです。

商標・ブランドについての気付き

山田太郎と山本太郎

静岡・富士宮選管が取り間違え 2019年7月23日の毎日新聞の電子版で、静岡県富士宮市の選挙管理委員会が、参院選で、自民党の山田太郎氏の全515票を一文字違いのれいわ新選組代表の山本太郎氏に誤って算入していたと発表したという記事がありました。 山田太…

不使用取消審判での商標的使用の必要性

今年の弁理士試験の問題 今年の弁理士試験の論文式試験で、不使用取消審判においては、商標が商標的使用されているかどうかを判断するべきかどうか?という論点が、出題されています。 https://www.jpo.go.jp/news/benrishi/shiken-mondai/document/2019ronb…

商標登録表示Ⓡ再考(3)

ⓇとTMと虚偽表示 先日、ⓇやTMを検討する必要があり、近くにある資料を見直していました。以前書いた、商標登録表示Ⓡ再考の、続きとなります。特に、注解商標法を再読しました。 新・注解 商標法〈下巻〉第36条~第85条 事項索引・判例索引 作者: 小野昌延,三…

勉強になる広告

ロゴのチカラ 2019年5月3日の日経に、就職用の企業紹介として、ロゴが沢山掲載された2頁広告がありました。それとセットで、グラムコの山田敦郎さんの談話がありました。これ自体、1頁ものです。 その中で、ブランド論の変遷や、ロゴの役割をについて、説明…

トリスの広告

人間らしくやりたいナ 2019年5月1日の日経で、サントリーの広告を見ました。1頁大の広告です。 オレンジの背景に、白いタキシードを着たアンクル・トリスが出てきて、帽子をとって挨拶しています。 コピーは、 「人間」らしく やりたいナ トリスを飲んで 「…

無償の販促品(日中台)

日本では商標権侵害にならないと言われているが 企業の商標やブランドマネジメントの実務で良くある質問に、商品の販促のために頒布する、無償の販促品に、自社の商標を付けることに関する質問があります。 自社の商標権があるのは、通常、自分の商品分野だ…

知らなかった(マスターカード)

ロゴ変更 昨日、事務所で英語の授業がありました。最近、始まったもので、週に一度、ネイティブの先生が来て、授業をしてくれるものです。 毎回、何かしらのテーマのプリントを持ってきてくれて、それについての話になるのですが、昨日は、MasterCardのロゴ…

偽「響30年」のまとめ記事

再掲載する意味は? 2018年11月29日の日経夕刊で、サントリーの「響30年」の偽物が、ネットで販売されていた件についての、まとめ記事がありました。 www.nikkei.com 四日市市の男性がネットで「響30年」を10本ほど購入 包装やウイスキーの色に違和感 県警に…

商標管理(TRADEMARK MAMAGEMENT)

萼 優美先生の翻訳(日本経済新聞社) 知財協会の商標委員会の勉強会で、商標担当者の業務について話をするチャンスをもらったので、「商標管理」なるものを復習しようとしています。 横浜市立図書館の蔵書検索で、「商標管理」と検索すると次のような書籍が…

ブランド毀損に対し何ができるか?

ブランド監査はどうか 昨日の続きです。 ブランド毀損という言葉は多義的で、最近は、Web広告、SNS広告の掲載媒体を選択するときに、対象とすべきでないサイトを選別するために、ブランド毀損の防止という言葉が使われているという話と、それ以外のブランド…

「ブランド毀損」という言葉

言葉の多義性と射程 最近、「ブランド毀損」という言葉を新聞記事などでもよく見ます。 例えば、Google検索で、「ブランド毀損」と入れて、ニュースのタブを選択すると、ざっとですが、次のようなものが出てきました。 グーグルの情報流出(日経2018年10月10…

ブランドライセンス商品(バーバリー)

本家がブランド価値管理を問い直し 2018年9月17日の朝日新聞に、バーバリーなどファッション系のライセンスブランド商品で、ライセンサー側がブランドイメージ管理を強化している事情を説明する記事がありました。 3年前、英バーバリーは三陽商会とのライセ…

商標登録表示Ⓡ再考(2)

グローバル商標での虚偽表示 米国商標法では、損害賠償を請求するためには、相手方の悪意を立証するか、商標登録表示をすることが必要とされており、Ⓡは簡易な商標登録表示方法として、普及しています。 一方、商標権をグローバルに考えると、国毎、商品毎の…

商標登録表示Ⓡ再考(1)

マーキング・トロール 商標登録表示として、Ⓡではなく、TMの方を使用するというケースをよく見ます。例えば、Blu-rayのロゴはTM表示です。 この点について、最近、米国特許法のマーキング・トロールの話が、ⓇではなくTMを使用する根拠だという話を聞きました…

技術ブランディング(10)

「エッセンシャル戦略的ブランド・マネジメント第4版」 辞書的に使える、ケラーの戦略的ブランド・マネジメントには、成分ブランディングの説明がありました。ケラーの本は、ブランディングの教科書として一般的なものです。 エッセンシャル戦略的ブランド・…

技術ブランディング(9)

「BtoB事業のための成分ブランディング」 慶応義塾大学マーケティングスクール教授の余田拓郎先生の本です。タイトルからして、技術ブランディングの本です。 また、発行年月日は、2年ほど前であり、比較的最近の本です。 ただし、「BtoB事業のための」とい…

技術ブランディング(1)

「エンジニアリング・ブランドのすすめ」 夏の宿題として、「技術ブランディング」について勉強しています。アマゾンや、良く行く図書館の蔵書をキーワード検索して、それらしい本が数冊ありましたので、その紹介・まとめをしたいと思います。2018年発行の新…

海外で事業を拡大する

シスメックスの話 2018年7月13日に、関西大学の東京センターで行われた、BSI東京専門部会委員会に参加させてもらい、シスメックスの井上二三夫さん(知的財産本部 本部長)の話を聞く機会がありました。全体が、「知財とブランディング」というテーマで、そ…

韓国の商標制度セミナー

主に商標出願に関して 昨日に引き続き、2018年7月5日のJETROのセミナーで聞いた話で、商標の話です。講師は、韓洋国際特許法人の李智瑛弁理士です。 内容は、 商標の対象 不使用取消審判 フランチャイズの商標権 日本語の審査 冒認商標 といったところです。…

TPP11の外国商標への影響

TPP11関連法案が成立 2018年6月29日の日経電子版で、TPP11の関連法案が成立したという記事がありました。www.nikkei.com 日経は、TPPとTPP11を区別して、書き分けているようです。 TPP11は、日本、カナダ、メキシコ、チリ、ペルー、ベトナム、マレーシア…

USPTOのTrademarkのビデオ

紹介ビデオと電子出願 USPTOのWebサイトに商標制度の紹介ビデオがあります。TOPページから、簡単に行けるところにありますので、時間がある時に見ていただければと思います。 場所は、TOP→Tradmark→Trademark Videoです。 www.uspto.gov このビデオ、2018年4…

付与後異議か、付与前異議か

どちらが良いのか、考えてみました 最近、商標では商標登録異議申立を、現在の商標登録後に事後的に異議申立する付与後異議が良いか、平成8年の法改正前のように、商標登録前に異議申立する付与前異議が良いか、議論になっています。 ざっくり賛成反対を整理…

おしながき

特許庁 中小企業海外展開支援施策 いただいたパンフレットのキャッチコピーは「中小企業支援策 おしながき」です。 支援策がすし屋のおしながきのようにならんでいます。 https://www.jpo.go.jp/sesaku/pdf/pamph/pamph16_print.pdf https://www.jpo.go.jp/s…

ダブルブランドとCo-Branding (その2)

任天堂のソフトで確認 四半世紀前に、ゲームのソフトウェアをパッケージに入れて販売することになったのですが、ゲームの場合、自らゲームを作るか、ゲームの著作権ごと買い取るようなビジネスでもないかぎり、販売元になって商品流通させている会社と、実際…

ダブルブランドとCo-Branding(その1)

商標管理では禁止 ブランディングでは推奨 先日、発明推進協会の外国相談室に勤務されている知人が、今年度末で事業終了となりリタイヤされるということで、事務所にご挨拶に来られました。 特許庁の「中小企業海外展開支援施策」と外国相談室(外国産業財産…

アシックスの模倣品対策

模倣品対策の講演会 1月25日(木)に日本商標協会の実務検討部会で行われた、アシックスの齊藤浩二部長の講演会に出席しました。 齊藤さんは、以前の会社で私がブランドマネジメントで、齊藤さんが知財の立場で議論をしたことがある、旧知の方です。 もとも…

型番的名称と商標

海外の事例の調査研究 知財管理の2017年6月号(Vol.67 No.6)に、「二文字以下のアルファベット・数字から構成される型番的名称に関する商標調査研究」という論説がありました。 www.jipa.or.jp 会員にならないとWebサイトからは見れないようです。企業の知財…

商標登録表示 Ⓡ

論理の逆転 商標登録表示のⓇは、商標登録が取れているときに表示することができるマークで、registered markと言ったり、日本ではマルアールと言ったりしています。 商標権があることを、積極的に社会にアピールし、商標権侵害の発生を抑制するためのもので…

商標とネーミング

ネーミングプロセスの研究 知財管理のVol.67の12号に、「商標及びブランディング観点を踏まえたネーミングプロセスの研究という論説が載っていました。 www.jipa.or.jp 知財協会の商標委員会の第2小委員会のテーマということです。抄録は誰でも見れるところ…

広辞苑の改訂版

台湾とLGBTと登録商標 2018年1月12日の日経夕刊に、広辞苑の改訂についての記事があります。 www.nikkei.com 岩波書店の広辞苑が、10年ぶりに改訂され、第7版がでました。「ブラック企業」「LGBT」など、約1万項目を追加とあります。そのほか、「がっつり」…